食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01750130160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、栽培された又は野生の原料由来の食品におけるアルミニウム、ヒ素等8種類の金属等に関する調査報告書を公表
資料日付 2007年1月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は1月9日、栽培された又は野生の原料由来の食品におけるアルミニウム、ヒ素等8種類の金属等に関する調査報告書を公表した。概要は以下のとおり。
1.調査目的
 食品に本来含有されている又は汚染等により含まれる金属類の摂取量の予測を行い、消費者の食品摂取による金属類の摂取量をより正確に把握することにより、欧州委員会(EC)による将来の食品摂取による金属許容量見直しのためのデータを提供する。
2.調査対象
 2005年11月~2006年2月に、英国において流通している栽培された又は野生の原料由来の食品等310(根菜120、ナッツ類30、ドライフルーツ35、キノコ類50等)サンプルを分析。
3.調査対象金属類
 アルミニウム、ヒ素、カドミニウム、銅、鉄、鉛、マンガン、亜鉛
4.調査結果
 ヒ素濃度を、英国食品規則1959の基準値と比較、カドミウム及び鉛等はEU規則の基準値との適合の有無を調査。
(1)シカ肉、キジ肉、ドライフルーツ、ハチミツ及び洋菓子
 基準値を超える金属を含むサンプルはなかった。
(2)キノコ類
 栽培キノコ類では、39サンプルのうち4サンプルが基準値(鉛0.3mg/kg、カドミウム0.2mg/kg)を超えたカドミウムを検出。(最高は、シイタケの3.6mg/kg)
(3)ナッツ類
 ナッツ類では、30サンプルのうち9及び7サンプルが欧州規格基準値(鉛0.1mg/kg、カドミウム0.05mg/kg)を超えたカドミニウム及び鉛を検出。
(4)根菜類
 根菜類では、120サンプルのうちニンジン1サンプルに欧州規格基準値(鉛0.1mg/kg、カドミウム0.05mg/kg)を超えた鉛を検出。
5.食品摂取による金属類の暴露量の推定
(1)表2に全てのサンプルの分析データを表示
(2)表3に平均的な消費者の1日摂取量評価結果を表示
(3)表4、5、6に最も影響を及ぼす食品群の大人、若者及び幼児の1日平均摂取量を表示
(4)上記データを、JECFAが設定した暫定耐容週間摂取量(Provisional Tolerable Weekly Intake)と比較している。ただし、銅については、ビタミン及びミネラルに関する専門グループが設定した安全上限値(safe upper level)と、マンガンについては、COT(※訳注)の結論「現状の暴露レベルは、安全性のリスクの懸念はない」と比較している。
6.結論
 FSAは当該調査による食品摂取による金属等の暴露は、特にヒトの健康に対し安全性のリスクの懸念はないとした。更にバランスのとれた食生活として、1日5切れの果実及び野菜を摂取するよう推奨している。
 詳細な報告書は、以下のURLから入手可能。
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsismetals0107.pdf
(※訳注:英国の食品、消費材および環境における化学物質の毒性専門委員会(Committee on Toxicity of Chemicals in Food
, Consumer Products and the Environment))
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jan/heavymetals
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