食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01740500361
タイトル 台湾行政院衛生署、台湾全国のアヒル肉販売場所を対象に、脱羽に際してのアスファルト使用について検査を実施、いずれも検出なし
資料日付 2006年12月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アヒルの脱羽にアスファルト使用の疑いが報じられ、先に食品安全警報を発した件について、台湾行政院衛生署は台湾全国のアヒル肉販売場所を対象に脱羽に際してのアスファルト使用の有無について検査を実施したところ、アスファルトの検出はなかった旨を公表した。
 この公表は、同署が毎週定期的に発行している「薬物食品安全週報」第67号(12月28日)でなされた。関連の記事の概要は、以下のとおり。
 最近、桃園県の悪質な業者により、アヒルの脱羽にアスファルトが使用されていることが疑われる旨が報道された。アヒルの鼻孔が黒色のワックス状の物質で満たされている様子がテレビでも放映され、消費者の不安を招いたが何故このような物質が出現したのだろうか。
 アヒルは適法な処理場で処分された場合には、食品安全基準に適合した樹脂類を使用して脱羽される。しかし、かつて民間の一部の悪質な処理場及び販売業者は脱羽時間の短縮を目的に、アスファルトを使用していたことがあった。アスファルトには重金属、揮発性物質、多環芳香族炭化水素(PAH)等、様々な毒性物質が含まれるおそれがあるため、このような行為は牧畜法及びと殺衛生検査関連規則に違反する。
 今回、アヒルの脱羽にアスファルトの使用が疑われた件を受け、同署はただちに地方当局に通知を発し、取締りを指示した。また、台湾全国の販売場所674ヶ所を対象にサンプリング検査を実施したところ、黒色の異物が残留するアヒルは存在せず、問題が報じられている桃園県で採取した黒色のワックス状物質7サンプルについても、うち1サンプルは採取量不足のため判別できなかったが、残り6サンプルは脱羽に適法に使用される松脂であった。このため、消費者は安心してアヒルを摂取してよい。
 アヒル肉の購入の際は、胸部及び頭部等に黒色の斑点やアスファルト臭が残留していないかに着目するよう、消費者に注意を喚起する。食品の安全性確保には、衛生当局による厳格な検査のみならず、消費者の厳しい目により違法行為を根絶し、健康を確保するのも良い方法である。
 12月下旬から年初にかけ、誤報を疑う報道記事が多数発されている。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=48056&show=show
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