食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01730010334
タイトル アイルランド食品安全庁(FSAI)、アイルランドにおける食品中の多環芳香族炭化水素化合物(PAHs)サーベイランス報告書を公表
資料日付 2006年12月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アイルランド食品安全庁(FSAI)は2006年10月にまとめた、アイルランドにおける食品中の多環芳香族炭化水素化合物(Polycyclic aromatic hydrocarbon:PAHs)サーベイランス報告書(PDF版30ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.背景
 FSAIは、アイルランドで製造、流通、販売及び消費される食品の安全を確保する役割を担っている。本サーベイランスは、EC勧告2005/108/ECに添ったもので、アイルランド市場において入手した種々の食品における28種類のPAHの含有量を調査した。
2.調査対象
 国内で入手した以下の食品120サンプル中のPAHs28種類の含有量を分析した。
①チョコレート及びチョコレートビスケット:18サンプル②ドライフルーツ:11サンプル③油脂類:10サンプル④魚及び魚製品類:22サンプル⑤乳幼児用食品:10サンプル⑥薫製の肉類:25サンプル⑦サプリメント:24サンプル
3.調査したPAH
 調査したPAHsは、ベンゾピレン、ベンズアントラセン、ジベンゾ(a
,h)アントラセン、クリセン、シクロペンタピレン等全28種類。
4.調査結果:
 調査の結果、一部のサプリメントを除き、一般にPAHs濃度は低かった。また、乳幼児用食品におけるベンゾ(a)ピレンの1μg/kgの上限値及び二枚貝類におけるベンゾ(a)ピレンの10μg/kgの上限値を超えるサンプルは、1つもなかった。サプリメントには上限値は設定されていないが、調査したサプリメントのサンプルのうち16%に2μg/kgを超えるベンゾ(a)ピレンが検出され、特にプロポリス抽出物で66.68μg/kg、緑茶サプリメントで20.29μg/kgのベンゾ(a)ピレンが検出された。
 EU科学委員会が、モニタリング対象として推奨している15種類のPAHsの総量(SCF-15)の中央値上限(Median upper-bound levels)は、以下のとおり。
①チョコレート及びチョコレートビスケット:2.26μg/kg②ドライフルーツ:1.11μg/kg③油脂類:2.31μg/kg④貝類:0.85μg/kg⑤薫製魚製品:0.60μg/kg⑥薫製貝製品:13.22μg/kg⑦乳幼児用食品:0.6μg/kg⑧薫製の肉類:0.65μg/kg⑨サプリメント:5.58μg/kg
 欧州委員会規則466/2001において、ベンゾ(a)ピレンのみに法的な上限値が設定されているが、上限値設定されていない一部のサプリメントを除き、当該基準値以下であった。
5.安全性に関する結論
 FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による毒性評価では、食品摂取による推定ベンゾ(a)ピレン暴露量とがんを引き起こすベンゾ(a)ピレン量との間には、大きな差があるとしている。
 FSAIは、今回の調査結果及び上記のJECFAによる評価を検討し、アイルランド市場の食品におけるPAHsのレベルは、公衆衛生のリスクに関する懸念はないと結論を出している。FSAIは、ベンゾ(a)ピレン濃度の高いサプリメントの製造者及び販売業者に対し、原料及び製造方法を再検討し、ベンゾ(a)ピレン濃度を、出来るだけ低くするよう助言した。
地域 欧州
国・地方 アイルランド
情報源(公的機関) アイルランド食品安全庁
情報源(報道) アイルランド食品安全庁
URL http://www.fsai.ie/surveillance/food/PAH_levels.pdf

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