食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01720220188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、CALIPSO(海産物の摂取並びに微量元素、汚染物質及びオメガ-3脂肪酸の体内への浸透調査)結果を公表
資料日付 2006年12月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)及び国立農学研究所(INRA)は、2003年~2006年に海産物の大量摂取者におけるオメガ-3脂肪酸及び物理化学的汚染物質の摂取量を評価したCALIPSOの報告書(160ページ、英語版・仏語版)及びプレスリリース(2ページ)を公表した。プレスリリースの概要は以下のとおり。
 フランス国内4ヶ所の沿岸地方のいずれかに常時在住し、少なくとも週2回は海産物を摂取している成人1
,000人を対象に調査を実施した。一般集団における平均的な摂取者の調査に基づく評価と比較すると、本調査では海産物の大量摂取者に焦点があてられるため、当該集団の健康リスク及び便益をより具体的に検討することができる。また、これまで国内の当該集団におけるオメガ-3脂肪酸の摂取レベルに関するデータは存在しなかった。本調査の独自性は、食品経路による暴露量と消費者の生物組織への浸透量の両方を測定したことにある。摂取される食品の必須脂肪酸、微量元素及び残留性有機汚染物質(POP)の含有量だけでなく、血液及び尿のバイオマーカーを通して大量摂取者におけるオメガ-3脂肪酸及び汚染物質の生物学的浸透量も考慮したのはフランスで初めてのことである。
 方法論としては、食品に起因する健康リスク及び便益のバランスを検討する包括的アプローチによる重要な研究方法である。
 主に次の点が調査で明らかになった。
①摂取される海産物の汚染レベルは全体的に基準値を下回っており、該当する全ての沿岸地方でほぼ同等であった。
②海産物の最大摂取者(週7回を超過)だけが、特定の汚染物質について毒性参照値を一定量上回っていた。
③オメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚類とPOPを多く含む魚類は同一であることが多い。
④オメガ-3脂肪酸の栄養所要量は、魚類を少なくとも週2回(そのうち1回は脂肪分の多い魚類)摂取するだけで充足できる。
 調査の結果は、AFSSAの意見書(「メチル水銀に起因する健康リスクの観点からみたレユニオン島におけるメカジキをはじめとする遠洋性の捕食魚の摂取に関する2006年7月6日付意見書」)及び全国栄養健康プログラム(PNNS) で既に出された勧告の妥当性を確認するものであった。すなわち、一般集団は、脂肪分の多い魚類を含むさまざまな種類の魚類を少なくとも週2回、また妊婦、授乳婦及び幼児は、非捕食魚の通常の摂取に加え、さらに天然の捕食魚を週に1切れを超えて摂取しないよう留意する。
 調査結果を踏まえ、さらに次の2点を勧告する。
①POPをはじめとする環境汚染物質を低減する。
②海産物を摂取する際は、その種類や入手場所に変化をつける。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Object.asp?IdObj=38735&Pge=0&CCH=061214112859:26:4&cwSID=CE622E8688974B158411D759F043740C&AID=0
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