食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01700470048
タイトル 飼料原料となる魚粉へのマラカイトグリーン及びロイコマラカイトグリーンの混入について
資料日付 2006年11月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 1 経緯
 農林水産省では、本年11月30日から食品衛生法に基づくマラカイトグリーン(MG)及びロイコマラカイトグリーン(LMG)の残留規制が強化されることを踏まえ、海面養殖魚の生産段階での適切なリスク管理措置に資するため、「平成18年度有害化学物質リスク管理基礎調査事業」により、養殖魚用飼料中のMG及びLMGの分析法を開発するとともに、海面養殖魚、養殖魚用飼料に対するMG及びLMGの含有実態調査を実施している。なお、本年11月30日より食品衛生法に基づく基準はMG、LMGとも不検出(検出限界2ppb)。
2 調査結果
① 一部の海面養殖魚の魚体からLMGを検出(0.6~3.6ppb)。
② 魚体からLMGが検出されたケースでは、給与された特定の飼料製造業者の飼料からMG及びLMGを検出(LMG 0.9~4.4ppb、MG 1.4ppb)。
③ 国産魚粉のうち、主として食品残さ、調理残さを原料としたもの(いわゆる「都市あら」)から、LMGを検出(0.7~6.7ppb)。
④ ②の製造業者が調査を行い、原料の中国産魚粉へのMG及びLMGの混入の疑いがある旨を農林水産省に報告。このため(独)肥飼料検査所が中国産魚粉の輸入業者等を調査し、当該魚粉の輸入業者を含め2業者が輸入した中国産魚粉からMG及びLMGの混入を確認。
3 対応
① 2④の2輸入業者が本年1月以降輸入した中国産魚粉を使用して製造された飼料は、全て特定され、既に自主的に出荷停止又は回収の対応がなされている。また、当該飼料が給与された養殖魚についても自主的に出荷を停止しており、食品衛生法に基づく基準に抵触しないことを検査確認した後、出荷する。
② 2③の調査結果において、LMGの混入が確認された国産魚粉は、(独)肥飼料検査所の調査により、畜産用配合飼料の原料として出荷されていることが確認された。畜産飼料の主な原料は穀物であり、魚粉の使用量はわずかであることから、当該畜産用配合飼料の給与による畜産物への残留は極めて低いと考えられる。
③ 2の調査結果の調査結果を踏まえ、農林水産省では、魚粉及び魚粉を原料とする飼料へのMG及びLMGの混入を防止するため、飼料製造業者等の関係者に対し、中国産魚粉にMG及びLMGが含まれないことを確認すること等の品質管理の徹底を指導した。なお、中国産魚粉からMG及びLMGが検出されたことを在日中国大使館を通じて中国政府に通報し、原因究明と改善策を要請している。
地域 国内
国・地方 その他
情報源(公的機関) 農林水産省
情報源(報道) http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20061130press_7.html
URL http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20061130press_7.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。