食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01700260361
タイトル 台湾行政院衛生署FDA準備グループ、週刊情報「薬物食品安全週報」第61号を発行
資料日付 2006年11月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署FDA準備グループ(衛生署内に2005年8月中旬、「行政院薬物食品管理署」(FDA)の設立準備のために設置された機関)の編集による一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第61号が11月16日に、同署ホームページ上で発行された(全4ページ)。食品の安全性に関連する掲載内容は以下のとおり。
1.手洗いを励行し、ノロウイルス感染を予防すること
 10月下旬に台湾宜蘭県の病院でノロウイルスへの集団感染が発生し、2週間で70人余りの病院患者及び医療関係者が感染した。
 ノロウイルスはカリシウイルス科に属する一本鎖RNAウイルスで、外観は正20面体を呈しエンベロープを持たない。欧米諸国及び日本におけるウイルス性食中毒の主な原因ウイルスで、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛等の症状を引き起こし、時に微熱、悪寒、頭痛、筋肉痛及び倦怠感を伴う。
 感染は突然発生し、特に季節の変わり目に多い。潜伏期間は平均12?48時間で、症状は12?60時間続く。台湾では法定伝染病に指定されていない。健常者には危害が大きくないが、高齢者及び幼児等は重篤になりやすい。
 米国では、ノロウイルスによる急性胃腸炎が毎年230万件発生していると見られ、台湾でも同由来の急性胃腸炎が特に秋冬に増加している。ノロウイルスはヒトの体外では増殖できないが、糞便や嘔吐物で長時間生存するため、汚染された飲み水や食物(特に海産物及びサラダ等)、ヒトとヒトの直接的な接触又は飛沫等による経口感染が主な感染ルートとなっている。
 現在のところ、ノロウイルス感染を予防できる医薬品又はワクチンは存在しない。同由来の食中毒は、主に調理関係者の衛生習慣の悪さ又は食品の不適切な調製によるため、調理担当者に対しては良い衛生習慣を養い、食品調製過程における交差汚染の防止や充分な加熱調理を勧告する。また、消費者に対しては手洗いを励行し、生鮮食品の摂取を避けることにより、同由来の食中毒リスクを減らすことをアドバイスする。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=46956&show=show
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