食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01700210188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、2006年11月27日時点のリステリアに関する情報
資料日付 2006年11月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、リステリア、リステリア症及びAFSSAの研究プロジェクトを紹介した文書(1ページ)及び次の3つの文書を公表した。
①プレスリリース(2ページ)
②11月29日に開催されるリステリアデーのプログラム
③冷蔵食品中のリステリアによる危害への暴露量を調整する衛生工程の記述に関する学際的取り組みの構築に関する研究報告書(本文12ページ、付属文書19)(リステリアによるリスクの観点からの食品分類及び当該菌の増殖試験手順に関する意見書第2000-SA-0094の改訂に関する2005年3月9日付意見書も入手可能)
 プレスリリースの概要は以下のとおり。
 2006年11月29日にAFSSAは、冷蔵食品を介したリステリアへの暴露に関する研究作業の結果を公表する。本研究プロジェクトは、食品製造工場からその消費にいたるまでの細菌増殖に関する記述に焦点があてられており、リヨン国立獣医学校など4機関及び産業界との密接な協力関係の下で4年間かけて進められた。
 本研究の目指すところは、学際的な取り組みの一環としてリステリア症のリスク評価の手段及び方法を改善することにある。本研究により、サケの薫製について、製造工場から出荷したときの汚染レベル及び消費者が食するまでのフードチェーンにおける食品の保存状況に応じて、リステリアの摂取量推定を可能にするモデルを構築することができた。さまざまなパラメータに変化をつけることにより、リステリア症のリスクを低減するための複数の戦略を特定した。ここから導き出された結論は、全ての調理済み冷蔵食品に外挿することができる。
 産業界は、リステリアに汚染される食品を低減するための努力を継続していく必要がある。リステリア症のリスクは、製造工場から出荷する汚染食品の割合に直接結びついていることが本研究から確認された。出荷時の汚染食品の割合が少なければ、リステリア症の発症率も低減する。複数の製造工場のなかで汚染率に相違が観察されることは、改善の余地があることを示している。一方で、製品の出荷時にリステリアが検出されても、その菌数は非常に少ないことが、研究者の開発した菌数測定法により明らかになった。
 家庭で冷蔵する食品の保存期間を短縮し保存温度を低減することが、リステリア症のリスク低減につながる。食品の保存期間が長くなり保存温度が上昇すると、リステリア汚染が増加する。従って、家庭での保存の仕方が安全確保の管理点となる。例えばサケの薫製については、平均すると7℃で保存されており、20%の人が購入後1週間以上経過してから消費している。これをモデル化すると、4℃の冷蔵でリステリア症の発症リスクは5分の1に、また購入してから1週間以内に消費することで同じリスクが4分の1に低減することが明らかになった。
 リステリア症は頻繁に発生する疾患ではないが、妊婦、免疫機能低下者及び高齢者は、調理せずに消費する冷蔵食品に特別な注意を払うよう勧告する。すなわち、これらの食品を、最大でも4℃に保てるよう冷蔵庫のなかで最も低温の場所に、できるだけ短期間保存することである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Object.asp?IdObj=38304&Pge=0&CCH=061128185535:26:4&cwSID=69066C93E2354FD597A3E108BF9FD470&AID=0
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