食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01700140343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、家庭ごみ焼却施設の近隣住民におけるダイオキシン類浸透及び発がん率に関する研究
資料日付 2006年11月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は、家庭ごみ焼却施設の近隣住民におけるダイオキシン類浸透及び発がん率に関する研究を公表した。
 焼却施設の近隣住民が健康への不安を訴えたことから始まった衛生危機を受け、InVS及びフランス食品衛生安全庁(AFSSA)は2003年に報告書を公表し、全国規模の疫学研究を実施するよう勧告した。11月30日に開催された衛生監視デーで、その最初の結果が発表された。
①発がん率に関する研究により、旧式の焼却施設の近隣に暮らすことと複数のがんの発症に統計的な関係があることが明らかになった。ただし、その関係だけでは、焼却施設からの汚染物質の排出とがん発症の因果関係を確立することはできない。
 「家庭ごみ焼却施設の近隣住民の発がん率(4ページ)」及び「予備結果の総括(11ページ)」が入手可能。
②ダイオキシン類の浸透に関する研究から、焼却施設の近隣住民の血中で測定したダイオキシン類濃度は非暴露者より統計的に高くはないことが明らかになった。しかしながら、汚染度が高い旧式の焼却施設の近隣に暮らし、食肉、乳製品、卵など当該地域で生産された動物製品を消費する農業従事者からは、非暴露者より統計的に高いダイオキシン濃度が検出された。この相違は、規格を遵守した焼却施設の近隣については見られなかった。
 「結果の総括(20ページ)」並びに「家庭ごみ焼却施設及びダイオキシン類に関する65のQ&A(28ページ)」が入手可能。
 Q&Aのテーマには、次の7項目が挙げられる。
①ダイオキシン類の性質及び起源
②環境及びフードチェーンにおけるダイオキシン類の動態:「環境中のダイオキシン類の動態は?」、「家畜はどのように汚染されるのか?家畜は乳牛と同程度に汚染されているのか?野生動物相(ジビエ、魚類)も汚染されることがあるのか?」、「乳製品はどのように汚染されるのか?」、「果物や野菜は汚染されることがあるのか?」等計9問
③家庭ごみ焼却施設について
④ヒトのダイオキシン類への暴露:「ヒトはどのようにダイオキシン類に汚染されるのか?」、「ダイオキシン類の耐容摂取量は?」「今後も自家用に家畜を飼育し、消費することはできるのか?」、「ダイオキシン類は母乳にも含まれるのか?」等計23問
⑤ダイオキシン類の毒物動態学及び作用並びに感受性集団
⑥ダイオキシン類の測定及びその方法
⑦研究の種類
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2006/le_point_sur/dossier_presse_dioxines_301106/index.html
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