食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01700070361
タイトル 台湾行政院衛生署、スーパーマーケット等で流通する包装野菜・果物の残留農薬検査を実施。一般向けの解説記事を公表
資料日付 2006年12月1日
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分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署は12月1日、全国のスーパーマーケット等の量販店内の野菜包装場所60ヶ所を対象に実施した包装野菜・果物に対する残留農薬検査の結果を発表した。
 検査の結果、204サンプル(内訳:野菜183サンプル、果物21サンプル)のうち3サンプルが不合格であった。不合格サンプルの内訳は、以下のとおり(以下、不合格サンプル/検出農薬名(検出量/上限基準量(ppm))の順に記載)。
①「小白菜」(チンゲン菜等の非結球葉菜類の総称)/カルベンダジム(2.5/1.0)
②春菊/カルベンダジム(1.7/1.0)
③唐辛子/エチオン(0.96/0.5)
 この検査は、生活様式の変化により、台湾の都市住民がスーパーマーケット等の量販店であらかじめ包装された野菜・果物を購入する機会が増えたことを受けて、生産段階の管理検査を目的に5年前から毎年実施しているもので、実施対象をスーパーマーケット内で野菜・果物を包装する場所としている。同署は、自主検査の実施の有無、認証マークの有無等の安全レベルに基づき、包装場所を第1級?第3級のレベルに分け、安全性の低い第3級の包装場所から優先的に検査を実施した。今回の不合格サンプルは、3つのレベルすべての包装場所にまたがっていた。
 検査結果の公表とあわせ、同署は一般向けの解説記事「スーパーマーケットの包装野菜・果物中の残留農薬と健康リスク」を発行した。解説記事は、下記URLから入手可能。
http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=47125&show=show
 この中で同署は、今回検出され、基準を超過したカルベンダジム及びエチオンについて、ADI及び体重60kgの成人に換算した場合の摂取上限を紹介した上で、今回問題となったサンプル中の残留量はADIに比べてわずかであったことを示し、いずれもかなりの量を毎日摂取し続けない限りADIに到達せず、健康被害はほとんど懸念されないことを説明している。また、残留農薬によるリスクを減らす方法として、以下のとおりアドバイスしている。
①カルベンダジムは水溶性であるため、水で洗浄することができる。調理の際は、まずは根部を洗ってから根部を取り除き、水に10?20分浸してから2?3回洗浄すると農薬を洗い流すことができる。
②エチオンは空気中で徐々に酸化するため、高温で調理すると分解が促進され、急速に残留量を減らすことができる。
③野菜・果物を購入する際は、例えば適正農業規範(GAP)表示を掲げている等、信頼のおける販売店を選択することを勧める。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=47124&show=show
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