食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01700010188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲用水中の多環式芳香族炭化水素(PAH)への暴露評価及びその健康リスクの可能性の考察に関する意見書及び報告書を公表 |
資料日付 | 2006年10月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、飲用水中の多環式芳香族炭化水素(PAH)への暴露評価及びその健康リスクの可能性の考察に関する2006年10月13日付意見書(2ページ)及び報告書(全23ページ)を公表した。意見書の概要は次のとおり。 AFSSAは、飲用水中のPAHへの暴露評価及びその健康リスクの可能性について保健総局から諮問を受け、水専門家委員会が作成した同報告書を検討したうえで、今般答申した。 1.背景 PAHは、特定の水資源及び配水網に使用される特定の舗装材から見つかることがある。公衆衛生法典が適用されるPAHはベンゾ[b]フルオランテンをはじめとする5化合物、規格NF EN ISO 17993が適用されるのはナフタレンをはじめとする15化合物である。 2.水中から見つかる分子の同定 1999年1月から保健環境情報システム水部門(SISE-Eaux)のデータベースに記載のある19万539サンプルの分析結果について、当該5化合物の情報が入手可能である。このうち278サンプルについて、当該15化合物の情報が入手可能である。2004年6月~2006年5月に配水網で採取した54サンプルがこれらの化合物により汚染されていた。データを総合した結果、次の3点が明らかになった。 (1)当該5化合物がサンプルから検出されることは稀である。 (2)水中で最も頻繁に検出されるPAHは、フェナントレン、フルオランテン及びフルオレンである。 (3)この3化合物を合わせると、供給される水から見つかる主要な、さらには唯一のPAHとなる。 3.結論 (1)次の3点を指摘する。 ①配水網からの飲用水は、重要なPAH摂取経路とはならない。 ②PAH暴露の最大の原因である上記3化合物は、当該15化合物のなかで最も毒性が低いPAHに属する。 ③観察された最高値に近いPAHを含有する水を摂取した場合のPAH摂取量は次のとおり。 a.上記3化合物の耐容一日摂取量である0.1%を下回る。 b.オランダ国立公衆衛生環境研究所が設定した実質安全量(VSD)の5ng/kg 体重/日を下回る。 (2)PAHをできる限り低減するための手段を実施することが必要と考える。 (3)PAHについて水の衛生管理分析を、規格AFNORで適用される15化合物に実施する際には、全ての結果を保健当局に報告し、SISE-Eauxのデータベースに加えることを推奨する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Object.asp?IdObj=38333&Pge=0&CCH=061128185535:26:4&cwSID=2239C161C3AA440891E1A5F370F8EFA7&AID=0 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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