食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01680140160 |
| タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、COT会議において男性生殖系への化学物質の影響に関する報告がされた旨公表 |
| 資料日付 | 2006年11月20日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は11月20日、英国のCOT(Committee on Toxicity of Chemicals in Food , Consumer Products and the Environment/食品、消費材および環境における化学物質の毒性専門委員会)会議において男性生殖系への化学物質の影響に関する報告がされた旨を公表した。概要は以下のとおり。 1.背景 2004年8月にCOTは、内分泌腺かく乱化学物質への暴露の男性生殖系への悪影響に関し、野生動物では明確なものの、ヒトの男性生殖系への悪影響については直接的な証拠がないとの声明を発している。その後の国際的な研究成果を再検討するためCOTは2006年2月に1日のワークショップを開催し、再度、同じ課題を検討した。 2.検討された証拠は、以下のとおり。 (1)精子の質及び数の低下傾向 いくつかの研究結果の中で、明確な関連性が報告されているのは米国の北部、東部、西部及び南部における多産の夫婦の調査で、ミズーリ地方の群が精子濃度及び運動性がかなり他の地方より低いという結果だけである。農業地帯のため農薬の影響であると仮説を立て、更に被験者の尿中の8種類の農薬代謝物を分析し、農薬への暴露が精子の質及び数の低下傾向へ影響を与えることが示唆されたとしている。 (2)精巣がん及び生殖器の先天性異常 (3)精巣発育不全症候 (4)男性生殖系疾患と化学物質 ジエチルスチルベストロール(DES:強力な合成エストロゲン)を妊婦又は齧歯動物へ投与した場合は、男性生殖系に先天性異常を引き起こすことは確認されているが、環境中のエストロゲンが同様に精巣発育不全症(TDS)を引き起こすとするのは、疑問がある。最近の報告では、ある種のエストロゲン様化学物質(ビスフェールA及びノニルフェノール)は、in vitro 及びin vivoで抗男性ホルモン性を示しており、この作用の方が重要である。 抗男性ホルモン性のジブチルフタレートのようなフタル酸エステル類は、ラットへの投与により、停留睾丸、尿道下裂、精子形成及び受精率の低下を引き起こすことが明らかにされている。複数の成分混合物による影響に関するいくつかの報告によれば、複合効果は予想された結果となっている。 現在実施されている研究では、7種類の異なった機序を示す抗男性ホルモンをラットに投与した実験で、肛門生殖突起間距離(AGD:anogenital distance)のデータは、dose additive(作用機序の異なる物質の量が増えれば、しかるべき影響が発現する)であるとしている。 3.COTにおける議論 ①フタル酸エステル暴露された母親から出生した男児のAGDが短くなること及び精巣の下降は、重要視されるべきで、今後の成長を継続追跡することとしている。 ②質の高い動物実験の結果は、環境エストロゲン様化学物質の暴露による影響よりも、抗男性ホルモン様化学物質による影響による機序がより妥当性があると思われる。 ③現在進行中の、複数の抗男性ホルモン様化学物質による用量に基づく影響についての研究結果に期待したい。 当該報告書は、以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/cotstatementmalerepros200611.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
| 情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
| URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/nov/malerepro |
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