食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01670250295
タイトル FAO、「H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスは変化している」を公表
資料日付 2006年11月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは11月8日、「H5N1亜型鳥インフルエンザは変化している」を公表し、FAOとOIEはワクチン接種時のサーベイランスの強化を勧告するとした。概要は以下のとおり。
 先週のProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)誌に掲載されたレポートによれば、家きんからH5N1亜型ウイルスの新たな系統(sublineage)が確認された。福建型ウイルスとされた当該新規ウイルスは、アジア各地で蔓延するH5N1亜型鳥インフルエンザの主要なウイルス株となったと考えられる。このレポートの内容が立証されたとしても、驚くことではない。
 諸動物には様々な種類の鳥インフルエンザウイルス株が存在し、インフルエンザウイルスは概して、季節ごと、年ごとに高い割合で変化する。OIEのBernard Vallat事務局長とFAOのJoseph Domenech獣医局長は、鳥インフルエンザウイルスの中で常に発生し続けている数々の抗原を使って、現在家きん類に使用しているワクチンを定期的に検証する必要があるとした。
 FAOとOIEは従来同様、ワクチン接種による制御策にはサーベイランスと接種後のモニタリングを行う必要があると勧告する。また、家きん類の突然死を迅速に獣医当局に報告することの必要性についても強調するものである。
1.ワクチン接種政策に際しては入念なモニタリングを勧告する
 ワクチン接種は従来同様、FAO-OIEの鳥インフルエンザ封じ込め策の一部をなしている。ワクチン接種は、FAOとOIEのテクニカルガイドラインに従って適切に行われるとともに入念なモニタリングが実施されなければならない。ガイドラインには、ワクチンを保護する目的でコールドチェーンを使用することなどが記載されている。ワクチン接種は、農場の衛生状態の改善、動物の移動管理や市場検査、並びにアウトブレイク時の殺処分といったワクチン接種以外の各種疾病制御措置とともに実施しなければならない。
2.データの共有
 イタリアのパドヴァに事務局を持つOIE/FAO鳥インフルエンザ研究所ネットワーク(OFFLU)は、加盟各国や科学者が国際的な獣医・医療機関と有用な情報を共有するための基盤である。
 OFFLUについては以下のURLを参照。
http://www.offlu.net
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/newsroom/en/news/2006/1000438/index.html
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