食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01660050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、幼児用食品中のL-システイン使用に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年11月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  非必須アミノ酸L-システインは、食品中に広く含まれているが、特に穀物に豊富に含まれている。以前、L-システインが科学パネルによって評価された際、小麦の処理にL-システインを使用することは、毒性学上許容できると評価を受けた。しかし、L-システインは、栄養強化を目的として幼児用の加工済み穀物製品・調製乳及びフォローアップ調製乳への使用が認められている以外、幼児用食品への食品添加物として認可されていない。
 幼児用ビスケットは、砂糖や脂肪を始めとして成分の適切な配合が求められるが、低脂肪のビスケットはもろくなり、口の中で崩れて幼児の窒息の危険性が増すことが知られている。一方、L-システインを添加することにより、ビスケットの生地の状態が改善し、最終製品の質感の調節が可能となる。L-システインを添加した場合、1枚のベビービスケットから6mgのL-システインが摂取されると推計されるが、これはシステインの一日当たり全摂取量の2%に過ぎないため、3~12ヶ月の幼児がビスケットを消費することで摂取するL-システインの量は、他の食品経由で摂取することに比較して極めて小さいと考えられる。
 したがって、幼児用の加工済み穀物食品(特にビスケット)に技術上の理由から、L-システインを使用することは、安全性の観点から懸念は生じないと思われる。また、幼児用ビスケットの質感向上のためにL-システインを使用することは、幼児用食品へのアミノ酸添加は栄養価を改善する目的のみに限るとした科学委員会の既成意見書の内容とも矛盾しないものと考える。
 なお、本文は以下のURLを参照。
http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/afc/afc_opinions/ej390_l-cysteine.Par.0002.File.dat/afc_op_ej390_L-cysteine_op_en.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/science/afc/afc_opinions/ej390_L-Cysteine.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。