食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01640560361
タイトル 台湾行政院衛生署FDA準備グループ、週刊情報「薬物食品安全週報」第56号を発行
資料日付 2006年10月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署FDA準備グループ(衛生署内に2005年8月中旬、「行政院薬物食品管理署」(FDA)の設立準備のために設置された機関)の編集による一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第56号が10月12日に、同署ホームページ上で発行された(全4ページ)。食品の安全性に関連する掲載内容は以下のとおり。
1.焼き肉用の網に含まれる亜鉛による健康影響
 中秋節(旧暦8月15日)のバーベキューの季節に当たり(台湾では近年、中秋節にバーベキューをすることが流行している)、焼き肉用の網に含まれる亜鉛による健康影響についての議論が高まったことから、同署薬物食品検査局は焼き肉中の亜鉛及びアルミニウムについて検査を実施した。検査の概要は、以下のとおり(以下、検査サンプル:検査結果の順に記載)。
①市販の焼き肉用の網の上に肉を直接置いて焼く方法により得られた焼き肉14サンプル:亜鉛28?88ppm、アルミニウム検査は実施せず
②網の上にアルミホイルを敷き、その上に肉を置いて焼く方法により得られた焼き肉5サンプル:亜鉛28?30ppm、アルミニウム11?12ppm
③オーブンで焼く方法により得られた焼き肉1サンプル(対照例):亜鉛30ppm、アルミニウム12ppm
 上記の結果から、焼き肉用の網の上に直接置いて焼いた肉に含まれる亜鉛による健康影響は心配する必要はないが、アルミニウムを敷いて焼けば亜鉛を減らすことができるだけでなく、炭火で直接焼くことにより生成される発がん性物質のリスクを減らすことができ、より健康的に焼き肉を楽しむことができる。
 亜鉛は、ヒトにとって重要な微量元素のひとつであり、眼、頭髪、骨及び男性の生殖器官に多く含まれる。
 食品中の亜鉛含有量は、葉物野菜の2ppmから魚、鶏肉等の29ppm、カキの154ppmまでばらつきがあり、食事由来の一日摂取量は平均7?16.3mgである。また、一般にマルチビタミン等のサプリメントには、1粒あたり15?22.5mgが含まれている。
 亜鉛が不足すると免疫力が低下する。また、子供は成長期に亜鉛の摂取量が不足すると生殖器官の発育に、妊娠中の女性は亜鉛の摂取量が不足すると胎児の発育に影響をきたす。しかし、亜鉛を過剰に摂取すると体内の銅が不足し、貧血になるほか、善玉のHDLコレステロールを減らす。このため、同署は国民栄養調査を基に、年齢別に亜鉛の所要摂取量及び上限摂取量を設定している。
 同署の設定する年齢別の亜鉛の所要摂取量及び上限摂取量の一覧表は、情報源のURLから入手可能(0歳?16歳以上及び妊娠期、授乳期の別に規定)。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?doc_no=46267
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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