食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01640090188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA) 、器具・容器包装の溶出物に適用される無害性評価のグローバルアプローチに係る知見の現状に関する意見書
資料日付 2006年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、食品と接触する器具・容器包装からの溶出物に適用される無害性評価のグローバルアプローチに関する知見の現状を明らかにすることを2004年6月30日に決定し、今般2006年8月11日付意見書(1ページ)及び総括文書(全22ページ)を公表した。
 AFSSAは、器具・容器包装専門家委員会が承認した総括文書に基づき、次の見解を示す。
 器具・容器包装の「溶出物(migrat)」という語で意味するものは、実際の使用条件に近い条件下で器具・容器包装が接触した食品と反応して溶出する全ての物質である。これらの物質は通常、食品又は食品擬似溶媒にさまざまな濃度で存在する未特定又は部分的に特定された産物の混合物からなる。
 器具・容器包装に由来する溶出物に対するin vitro又はin vivo試験による毒性評価の実行可能性に関する最新の科学文献を、特に遺伝毒性、細胞毒性及び内分泌かく乱毒性という3つの毒性学の分野にわたり分析した。この分析によって、毒性試験の実施に係る技術的な問題点についての理解が進んだ。溶出物はうまくいけば部分的に特定できる程度のわずかな量の産物であることが、検知を難しくしている。
 これらの3つの分野で特定された毒性試験は、いずれも今日では器具・容器包装に由来する溶出物の毒性評価手法として直接には適用され得ないと考えられる。その主な理由は、検体の問題、検体の採取方法、その代表性及び溶出産物の定量化に関わる。
 以上のことから、次の2つの研究プロジェクトを開始するよう勧告する。
①ミクロの毒性評価方法(微量滴定プレートを用いた試験等)の開発
②器具・容器包装に由来する溶出物の評価に適した検体の抽出及び調整方法の開発
 総括文書は下記のURLから入手可能。
http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/37448-37450.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/37448-37449.pdf
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