食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01630200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、育成牛及び肥育牛用抗コクシジウム剤Elancobanの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年10月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  抗コクシジウム剤Elancobanは、既に肥育鶏・肥育七面鳥などへの使用が認可されているが、今回、育成牛及び肥育牛へ使用認可を拡大するにあたり、EFSAがその有効性と安全性の評価を行った。
 モネンシンナトリウムを主成分するElancobanを牛に投与した結果、コクシジウム症及びアイメリア症を効果的に抑制した。モネンシンナトリウムによるアイメリア症への耐性形成に関する実験は行われていないが、抗コクシジウム剤への耐性形成は鶏において良く知られている事実である。それゆえ、牛でも同様な耐性形成が起こることは十分予想される。
 飼料・基材・その他添加物に対するモネンシンナトリウムの不適合性及び相互作用は、これまでの使用実績からして考えられないが、特定の抗菌剤との同時使用は禁止されている。また、牛にElancobanを使用しても、交差汚染を引き起こすことはないと考えられる。
 以前行われた評価により、Elancobanのモネンシンナトリウムには、遺伝毒性・発がん性・胎児毒性・催奇形性は無いことが示され、ADIは0.003mg/kg体重/日と設定された。牛におけるモネンシンナトリウムの残留により、ヒトが当該物質に暴露する量は、最高でも上記ADIの93%であると想定されているため、当該物質に残留基準値を設定する必要はないと考える。また、モネンシンナトリウムを動物に与えても、動物製品の質に影響を与えることはない。
 なお、本文は以下のURLを参照。
http://www.efsa.europa.eu/etc/medialib/efsa/science/feedap/feedap_opinions/ej387_elancoban.Par.0001.File.dat/feedap_op_ej387_elancoban_en.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/science/feedap/feedap_opinions/ej387_elancoban.html
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