食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01610010344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、 ルバーブの葉の毒性及びその毒性に及ぼす加熱調理の影響に関する科学委員会の意見書を公表 |
資料日付 | 2006年9月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は、ルバーブ(食用大黄)の葉の毒性及びその毒性に対する加熱調理の影響に関する科学委員会の意見書(2006年第35号)(4ページ)を公表した。 ある雑誌でルバーブの調理法が紹介され、掲載写真に加熱したルバーブの葉の一部が添えられていた件について、ルバーブの葉は加熱の有無によって消費者に危害となるかどうかという質問がAFSCAに寄せられた。 ルバーブはタデ科レウム属の植物で、薬用に使用されるもの(Rheum palmatum)と食用に使用されるもの(Rheum rhabarbarum L.、Rheum rhaponticum L.及びRheum undulatum L.)がある。 ルバーブの茎は、ジャム、デザート及び菓子に使用され、何の問題もなく安心して摂取できる。一方でルバーブの葉は、海外の複数の機関が有毒とみなしている。過去には、例えば第1次世界大戦中の食糧不足の時期に、ルバーブの葉を加熱し野菜として使用していたことがある。ルバーブの葉を摂取した後に複数の急性中毒症例が報告され、そのなかには死亡例もあった。他にも、子供が庭でルバーブの葉を生で摂取し、また菜食主義者がルバーブの葉が入ったサラダを摂取したことにより、中毒を起こした事例が報告されている。また、動物がルバーブの葉を摂取して中毒を起こすことも知られている。 摂取後の中毒症状としては、胃痛、下痢、吐き気、嘔吐及び腎臓損傷が挙げられる。死亡例もいくつかある。当初は、ルバーブの葉に高濃度のシュウ酸及びシュウ酸塩が含まれていることが主な毒性の原因と考えられてきたが、アントラキノンも毒性の原因である可能性が強い。複数の研究によって、例えばホウレン草など特定の野菜に同程度のシュウ酸及びシュウ酸塩が含まれているにもかかわらず、中毒症状を引き起こさないことが明らかになっている。 調理の方法は野菜に含まれるシュウ酸塩の濃度に一定の影響を及ぼし得るが、アントラキノンについては加熱の効果が証明できなかった。 加熱の有無にかかわらず、ルバーブの葉の毒性について情報が不足していることから、ルバーブの葉を摂取しないよう勧告する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/home/com-sci/doc/avis/avis_35-2006_fr.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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