食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01590450149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え米LL RICE 601の混入に関する科学パネルの声明を公表
資料日付 2006年9月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国からEUに輸出された米に未認可遺伝子組換え米LL RICE 601が混入していた件に関し、欧州委員会は欧州食品安全機関(EFSA)に対して、LL RICE 601の安全性評価を行うとともに、提供されたデータを精査してEU基準に基づいた安全性評価が可能かどうか調査するよう要請した。
 提供されたデータを調査した結果、EFSAのガイダンスに基づくリスク評価を行うには、今回提供されたデータは不十分であることが判明した。それゆえ、今回、EFSAによるLL RICE 601に関する十分なリスク評価は不可能であった。
 しかし、提供されたデータに基づき評価を行った結果、LL RICE 601には、PATたん白質が挿入されており、これまで科学パネルが評価を行った他のPATたん白質はいずれも健康に懸念を及ぼすものではないことが分かっている。また、形質上の特徴、生産性、構成成分分析の点で、LL RICE 601は、PATたんぱく質を除き、従来の米と大いに相違するものではない。ただし、現段階では、この仮定を裏付けるデータが十分ではない状況にある。さらに、提供されたデータからEU加盟国におけるLL RICE 601への暴露水準は正確に推定できず、どの程度のLL RICE 601が米の供給経路に混入したか、ほとんど分かっていないものの、米国のデータから、LL RICE 601の混入量は極めて小さいことが判明している。
 それゆえ、科学パネルは、EUが輸入した長粒種米に含まれるLL RICE 601がごく少量であることを考慮した結果、輸入長粒種米を消費しても、ヒトや動物に安全の観点から差し迫った危険を及ぼすことはほとんどないと結論を下した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/science/gmo/statements0/efsa_statement_gmo_LLrice601.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。