食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01560290341
タイトル フランス経済財政産業省(MINEFI)、干しブドウ及びそれ以外の乾燥果物中のオクラトキシン測定結果を公表
資料日付 2006年8月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス経済財政産業省競争消費不正抑止総局(DGCCRF)は、2005年第4四半期に実施した干しブドウ及びそれ以外の乾燥果物中のオクラトキシン測定結果を公表した。
1.オクラトキシンAに関する情報
 オクラトキシンAはPenicillium属又はAspergillus属の菌類が産生するカビ毒(マイコトキシン)である。植物由来の幅広い食品の中に自然に存在し、腎臓毒性をもつ。
 消費者がこのかび毒に暴露する原因となる主要な食品(穀物及びその派生製品、コーヒー、ワイン並びにブドウジュース)中のオクラトキシンAの基準値は、修正済みEU規則466/2001で規定されている。干しブドウについては、基準値が10μg/kgと定められている。オクラトキシンAに関する規定は、先般EFSAが更新したリスク評価(2006年6月9日に公表された意見書)に基づき近日中に見直される予定である。見直しの対象となるのは主に干しブドウ及びブドウジュースの基準値であるが、干しブドウ以外の乾燥果物、生のコーヒー豆及びビール等について、基準値を設定する時宜が検討されることになる。
2.DGCCRFの調査
(1)調査目的
①干しブドウ中のオクラトキシンAの含有量に関する適正確認
②今後行なわれるEUレベルでの交渉に備え、干しブドウ及びそれ以外の乾燥果物に関する最新の汚染データの入手
(2)調査結果
 国内の13県で乾燥果物80サンプルを採取した。内訳は次のとおり。
 干しブドウ29サンプルのうち、1サンプルから18μg/kgのオクラトキシンAが検出され、「不適正(訳注:基準値を一定以上超過)」とされた。乾燥イチジク42サンプルのうち、2サンプルから10μg/kgを超過したオクラトキシンAが検出され(各々12μg/kg及び40μg/kg)、「未達成(訳注:目標値を超過)」とされた。「不適正」又は「未達成」とされた製品の輸入業者に対し、必要な措置が講じられた。それ以外の乾燥果物9サンプル(アンズ等)では、オクラトキシンAの含有量はいずれも1μg/kgを下回っていた。
 今後、カビ毒による乾燥果物の汚染実態を把握するためのサーベイランスは、2006年からDGCCRFが実施しているカビ毒による食品汚染のサーベイランス年間計画に組み込まれる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス経済財政産業省(MINEFI)
情報源(報道) フランス経済財政産業省(MINEFI)
URL http://www.minefi.gouv.fr/DGCCRF/04_dossiers/consommation/controles_alimentaires/actions/ochratoxine0806.htm?ru=04
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