食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01540670160 |
| タイトル | 英国食品基準庁(FSA）北アイルランド支局、食品汚染物質に関する指導書を公表 |
| 資料日付 | 2006年8月10日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 英国食品基準庁(FSA）北アイルランド支局は8月10日、食品汚染物質に関する指導書を公表した。概要は以下のとおり。 1.序文 (1)本指導書は、FSAで作成され「The Contaminants in Food Regulations（Northern Ireland）：食品における汚染物質に関する規則（北アイルランド）」に関する非公式な指導見解及び一般的な紹介を意図するものである。 当該規則は、食品における汚染物質の最大基準値を定めた欧州委員会(EC)規則466/2001及び食品のサンプリング及び分析法等を定める関連規則に基づいた立法及び施行に関する規定を定めるものである。 (2)当該規則と同様の規則は、イングランド、スコットランド及びウェールズにも適用される。当該規則に関する違法行為は第4項にまとめられている。 (3)本指導書では、食品に接触する材料及び包装材料からの汚染物質は取り扱わない。 特注：本指導書は、EC及び英国の規則を置き換えるものではない。 2.EC規則 (1)EC規則についての概要 ①食品基本法 EC規則178/2002において、食品法についての基本原則及び要求事項について定め、一部を除き、2002年2月21日に発効した。特に、同規則の第4項で安全性に問題がある食品は、市場に出してはいけないと定めている。 ②公的な規制（Official Controls） 食品及び飼料に関する公的な規制については、EC規則882/2004で定められた。食品及び飼料関連法及び動物衛生に関する規則を施行するため及び産業界が生産、加工及び流通のあらゆる段階で適切な要求条件を満たしているかを監視し確認するための公的規制がここで規定された。 ③食品汚染物質に関する食品規則 同規則は、1993年2月8日の理事会規則315/93/EECにおいて定められている。汚染物質の定義、公衆衛生の観点から、特に毒性学的レベルで認められない汚染物質の市場投入規制、最大基準値の設定、汚染物質のレベルに影響を与える要因（付属文書I）等が規定されている。 ④ 委員会規則466/2001 本規則では、以下の汚染物質の最大基準値が規定されている。 鉛、カドミニウム、水銀、ダイオキシン、硝酸塩（環境化学汚染物質）、3-モノクロロプロパン-1 ,2-ジオール（3-MCPD）（加工時の汚染物質）、アフラトキシン、オクラトキシンA、パツリン、フザリウム属菌毒素（デオキシニバレノール、Zearalenone、Fumonisins）（マイコトキシン）、多環式芳香属炭化水素類（環境及び加工時の汚染物質）、無機スズ 補充版では、特定のマイコトキシン、避けるべき加工法及び環境汚染物質に関する最大基準値を定めている。 ダイオキシン及びダイオキシン類似のPCB類の総和に対する最大基準値は、2006年11月4日より適用される。 他の汚染物質については、最大基準値が加盟国の同意が得られた段階で追加される。 また、最近の補充版において、定められた食品におけるマイコトキシン類サンプリング及び分析法については2006年7月1日より適用される。 対象となる食品のリストが、付属文書IIにまとめられている。 ⑤情報源 3.規則遵守状況の検証 ①産業界の全ての作業者が生産、加工及び流通のあらゆる段階で、委員会規則466/2001で規定された最大基準値超過のないことを確実にしなければならない。 ②リスクを基本とした規制を勧めるが、対策に関しては広い範囲に亘るため、委員会規則及び本指導書が全てを網羅はされていない。 ③公的な検証の実施においては、3サンプルを用意し、1サンプルは食品会社の作業者が、1つは控えとして、保管する。 ④その他、関連する規則は以下のとおり。 改訂された委員会規則EC466/2001、食品安全規定1991（北アイルランド）及び委員会規則EC178/2002 4.食品規則（北アイルランド）で定められた汚染物質 当該規則に関する違法行為の例について説明されている。 (1)EC規則で規定された汚染物質を基準値以上含む食品の市場への投入（硝酸塩の基準値に関し、ある種のレタス及びほうれん草に適用されている特例） (2)食品成分として最大基準値を超える製品を化合物又は他の食品の製造に使用する場合 5.食品安全規定1991（北アイルランド） 販売店レベルに留まらず、フードチェーンにある全ての食品は、食品安全規定1991により規定される。 当該規定に関する違法行為の例についても同様に説明されている。 当該指導書は、以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/contaminguideni.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源（公的機関） | 英国食品基準庁（FSA） |
| 情報源（報道） | 英国食品基準庁(FSA) |
| URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/aug/contaminantsninews |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。