食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01540210361
タイトル 台湾行政院衛生署、2006年度の家畜・家きん製品における動物用医薬品の残留検査を実施、一般向けに健康リスクを解説
資料日付 2006年8月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署は8月9日、同署薬物食品検査局が食品の安全性の確保を目的に実施した、2006年度の家畜・家きん製品における動物用医薬品の残留検査の結果を公表した。概要は、以下のとおり。
①検査サンプル
 各地方の衛生当局が2006年2月?4月にかけて市場、スーパーマーケット等で採取した家畜製品20サンプル(内訳:豚肉10サンプル、豚内臓10サンプル)及び家きん製品50サンプル(内訳:鶏肉10サンプル、鶏内臓10サンプル、烏骨鶏10サンプル、アヒル肉10サンプル、ガチョウ肉10サンプル)。
②検査項目
 クロラムフェニコール、オキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、ドキシサイクリン、テトラサイクリン、ノボビオシン、ナイカルバジン、スルフォンアミド系薬剤8種類、クロピドール、β-作動薬4種類及びキノロン系薬剤7種類等
③検査結果
 全70サンプル中8サンプルが不合格(すべて家きん製品)。
 内訳:鶏内臓3サンプル及び烏骨鶏1サンプルにナイカルバジンの基準超過(「動物用医薬品残留基準」に定める残留基準:0.2ppm)、鶏肉1サンプル及び烏骨鶏1サンプルからドキシサイクリンを検出、烏骨鶏3サンプルからエンロフロキサシンを検出(同:いずれも検出してはならない)。
 問題の8サンプルの採取場所、動物用医薬品の残留量等の詳細は、下記URLから入手可能(同署薬物食品検査局ホームページより)。
http://www.nlfd.gov.tw/ShowModule.aspx?tab=410&mtab=Doc&act=Detail&docid=4052
 また、同署は「家畜・家きん製品から検出された動物用医薬品と健康リスク」と題する一般向けリリースを発し、検出された3成分それぞれについてADI及び体重60kgの成人に換算した場合の摂取上限を紹介した上で、今回問題となったサンプル中の残留量を示し、いずれもある一定量を摂取しない限りADIに到達しないことを解説している。
 また、特にエンロフロキサシンについては、家畜・家きんの消化管中の細菌に薬剤耐性を獲得させるおそれがあり、ヒトも家畜・家きんに接触したり、肉製品を摂取したりすることにより薬剤耐性菌に感染するおそれがあることから、米国は2005年9月から家きんの疾病への使用を禁じていることを紹介している。なお、台湾においても行政院農業委員会が2005年5月に公告を発し、動物用医薬品としてのフロオロキノロン系薬剤(内服液及び飲水添加剤)の製造及び輸入を停止しているという。
 上記リリースは、下記URLから入手可能。
http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=45587&show=show
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?doc_no=45586
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。