食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01530510188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、EC規則1829/2003の枠組みで検討される除草剤耐性遺伝子組換えとうもろこしGA21の種子及び派生製品を食用・肥料用に輸入・使用する目的で市場に流通させる許可申請書に関する意見書
資料日付 2006年7月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、EC規則1829/2003(EFSA-GMO-UK-2005-19)の枠組みで検討される除草剤耐性遺伝子組換えとうもろこしGA21の種子及び派生製品を食用及び肥料用に輸入及び使用する目的で市場に流通させる許可申請書について、競争消費不正抑止総局から意見を求められた。その答申として、2006年6月22日付意見書(全6ページ)を公表した。
 EC規則1829/2003に基づき、欧州食品安全機関(EFSA)が遺伝子組換え食品及び飼料に関する申請書の評価を行なうが、EFSAは加盟国が最初の申請書について気づいた点を報告できる旨を決定したことから、フランスでは経済財政産業省競争消費不正抑止総局がAFSSAに意見を求めた。
 形質転換イベントGA21は、AFSSAの専門家委員会で飼料及び食品として評価しており、複数の意見書で次のとおり述べていた。
①提出されたデータによって、改変EPSPSたん白質が無害であること、及びGA21系統とうもろこしの栄養価に対して望ましくない作用がないことは証明された。
②遺伝子を導入した組換えたん白質に毒性がないことを確認するためには改変EPSPSたん白質の90日間毒性試験を実施する必要がある。
 欧州委員会は、2006年1月13日付決定2006/69/ECにより、規則258/97/ECの枠組みで、GA21系統とうもろこしから作られた食品及び食品成分の市場流通を許可した。今回評価の対象となるのは、食用及び飼料用の種子及び派生製品への許可拡大の申請である。
 GA21とうもろこしは、グリホサートに耐性をもつ遺伝子組換え酵素である改変EPSPSたん白質をコードする遺伝子を核ゲノム内に挿入して組換えたものである。植物及び細菌内にあるEPSPSの活性は通常グリホサートによって阻害され、芳香族アミノ酸の合成が停止し、植物又は細菌が枯死又は死滅する。当該とうもろこしの葉緑体に2つのアミノ酸が変異したもう一つEPSPSを追加することで組み換えられ、グリホサートへの感受性を失い、アミノ酸の合成が維持され、除草剤を散布しても植物は生育することができる。
 AFSSAは、主に導入遺伝子の遺伝子分析に関するデータ、化学成分の測定結果、実験動物での毒性試験及び若鶏での給餌試験に基づき、GA21形質転換イベントを持つさまざまな品種のとうもろこしの派生製品は、食用及び飼料用として、従来のとうもろこし及びその派生製品と同じ衛生安全レベルにあると考える。今般の申請書に記載のあるさまざまな試験結果から、AFSSAがこれまで出してきた意見書における当該とうもろこしに関する慎重な文言を撤回する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/36079-36080.pdf
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