食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01520570164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、乳児の授乳期間における乳酸菌シロタ株の摂取は、長期的に自己免疫及びアレルギー誘発の可能性を示唆とする報告書を公表
資料日付 2006年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月28日、乳児の授乳期間における乳酸菌シロタ株の摂取は、長期的に自己免疫及びアレルギー誘発の可能性を示唆する研究報告書(29ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.調査実施の背景
 プロバオテイクスの有用性について、多くの研究がなされているが、乳児におけるプロバイオティクスの摂取の長期的功罪についての研究はされていない。
 特に、幼児はまだ腸内フローラ(微生物叢)形成の過渡期であり、この段階におけるプロバイオティクスによる免疫性の向上やアレルギー感受性への影響及び負の効果について理解することが重要と考え、研究を実施した。
2.実験方法
(1)使用したプロバオテイクス
Lカゼイ・シロタ菌(LcS)を市販の飲料から抽出培養。
(2)実験動物
 妊娠したBALB/cマウス及び特別に無菌の妊娠したLewisマウスに、ペレット状のエサを給餌。
(3)実験概要
 生後2週間で、LcSを投与、6週間経過後、10mgのオボアルブミン(OVA)を0日目及び14日目に注入し、感作(アレルギー誘発操作)を実施した。その他、OVAを噴霧吸入実験後、OVA特有の免疫グロブリンの測定、気管支肺胞の洗浄による細胞数のカウント、急性EAE(研究者が人為的に自己免疫反応を誘導して、ミエリンを崩壊に至らせるモデル)の導入による体重変化及び神経系の症状確認、ELISAによる血清中のOVA特有のIgE、IgGI抗体、IL-4、IL-10及びインターフェロン-γ(IFN-γ)濃度測定等を実施した。
3.結果
①気管支肺胞の洗浄
 OVA投与群の洗浄液の細胞数は好酸球及びリンパ球によるもので、対照群の細胞数より多く、LcSの投与は雌の好酸球及びリンパ球の増加、雄のリンパ球の増加を観察。
②サイトカイン生成
 ConA刺激によるサイトカイン生成では、雌のマウスでIL-10のレベル減少に、LcSはかなり影響を与えた。IL-4生成についても、同様の傾向が刺激を与えた雄のマウスを除く他の群で観察された。その他の実験では、ほとんど差は見られなかった。
4.結論
 結果から判断すると、大きな差ではないものの有害性の可能性を示唆する結果が見いだされた。早期のプロバイオティクス摂取の影響を見極めるために、異なった種類のプロバイオティクスでも実験が必要である。当該調査報告書は、以下のURLから入手可能。
http://nl.sitestat.com/rivm/rivm-nl/s?340320005&ns_type=pdf&ns_url=[http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340320005.pdf]
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340320005.html

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