食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01520460295
タイトル FAO、「ヒトへ伝播する可能性がある動物疾病を対象とする、FAO、OIE及びWHOの合同による世界的な早期警告システム」を公表
資料日付 2006年7月27日
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概要(記事)  FAOは7月24日、「ヒトへ伝播する可能性がある動物疾病を対象とする、FAO、OIE及びWHOの合同による世界的な早期警告システム」を公表した。概要は以下のとおり。
 先週FAO、OIE及びWHOは、ヒトへ伝播する可能性がある動物疾病(人獣共通感染症)を対象とした世界的な早期警告システムを公式にジュネーブで発足させた。
 この世界的な早期警告システム(the Global Early Warning and Response System、GLEWS)は、人獣共通感染症などの動物疾病を予測し対応することを目的として構想された世界初の合同警告システムである。
1.初期段階に制御する
 Bernard Vallat OIE事務局長は、「動物衛生という点から考えると、感染性のある動物疾病は初期段階で制御するほうが、国際社会にとってより対処しやすく経済的である。人獣共通感染症の場合、このシステムにより公衆衛生にも便益をもたらす各種制御措置が可能となる」と語った。
2.より正確な予測と高い予防効果
 FAOの農業、バイオセキュリティ、栄養及び消費者保護部門の責任者であるSamuel Jutziは、「GLEWSに求められる主な成果は、情報及び疫学的解析を共有し、動物やヒトにおけるアウトブレイクを評価し制御するための合同野外調査を実施し、動物疾病の脅威を正確に予測し予防効果を高めることである。このことは、世界的な緊急事態に対する今まで以上に組織的な対応の策定につながる」とした。
3.今後の重要局面
 Susanne Weber-Mosdorf WHO事務局次長は、「人獣共通感染症の発見が早ければ、ヒトに対する脅威を低減させる迅速な取組を実現できる。今回の新しいネットワークは将来への重要な一歩である」と述べた。
 各機関の追跡・検証網を介して収集された情報はGLEWSのWeb上の電子情報で共有し、合同で分析した後、早期警告情報を発するかどうかを決定する。警告情報には国家、地域及び国際レベルで動物における疾病の拡大から受ける影響や公衆衛生へ及ぼす影響を示す。
 合同での現地評価もしくは介入が必要となった場合には、当該3機関からなる対応機構が協力して作業することになる。
 FAOには、このシステムのほかにUSDAとともに開設した動物疾病危機管理センターも存在する(食品安全関係情報第150号掲載)。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/newsroom/en/news/2006/1000369/index.html
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