食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01520250160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、食用に供する動物の内臓等における金属、ダイオキシン及びPCB類に関する調査報告書を公表
資料日付 2006年7月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月26日、食用に供する動物の内臓等における金属類等、ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類汚染に関する2つの調査結果を発表した。概要は以下のとおり。
1.食用に供する動物の内臓等における金属類等の汚染に関する調査結果
(1)調査目的
 金属類等によって汚染された食用に供する動物の内臓等の摂取量の予測を行い、消費者の食用に供する動物の内臓等による金属類の摂取量をより正確に把握すること。
(2)調査対象
 2005年4~6月に、英国において流通している食用に供する動物の内臓等165サンプルを分析。動物の肝臓70サンプル、腎臓23サンプル、肉のペースト21サンプル、舌16サンプル、心臓8サンプル、ブラックソーセージ8サンプル等を含む。
(3)調査対象金属類
 アルミニウム、ヒ素、カドミニウム、クロム、銅、鉄、鉛、マンガン、水銀、ニッケル、セレン、タリウム、亜鉛
(4)調査結果
 全てのサンプルにおける金属類の濃度は1つの例外を除いて、各々のEU規則の基準値以下であった。例外は、サイコロ状の牛の腎臓で鉛レベルが0.59mg/kgで、EU規則の基準値0.5mg/kgを超えていた。
 また、水銀及びタリウムには、基準値は設定されていない。金属類のうち濃度が最も高かったのは、子羊の腎臓に0.030mg/kgの水銀、シカの肝臓に0.0185mg/kgのタリウムであった。
(5)結論
 上記結果及び1週間に1切れの内臓類を摂食するという仮定により食事由来の推定暴露量を算出した。その結果、特にヒトの健康に対し安全性のリスクの懸念はないとした。
 詳細な報告書は、以下のURLから入手可能。
①食用に供する動物の内臓等における金属類等の汚染に関するプレスリリース
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/fsisbranch2006/fsis1406
②食用に供する動物の内臓等における金属類等の汚染に関する調査報告書(PDF版24ページ)
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis1406.pdf
2.食用に供する動物の内臓等におけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類汚染に関する調査結果
(1)調査目的
 ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類に汚染された食用に供する動物の内臓等による摂取量の予測を行うこと。
(2)調査対象
 英国において流通している食用に供する動物の内臓等の173サンプル。動物の肝臓、腎臓、肉のペースト、舌、心臓、ブラックソーセージ等を含む。
(3)調査結果
 全てのサンプルにおけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の濃度は、肝臓を除き、EU規則の基準値以下であった。
 子羊の肝臓21サンプルのうち、9サンプルにおいて、ダイオキシン濃度がWHOの総毒性等量(TEQs) 6pgを超えて検出された。更に、子羊の肝臓2サンプル、子牛及び雄牛の肝臓各1サンプルから、欧州対策レベル(action level)のTEQs4pgを超えたダイオキシンが検出された。シカの肉に対する規制値はないが、シカの肝臓10サンプル全てからTEQs6pgを超えたダイオキシンが検出された。
(4)結論
 いくつかの肝臓のサンプルでより高い濃度のダイオキシンが検出されているが、その他のサンプルにおけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の濃度は、各々のEU規則の基準値以下であり、現在のFSAの食用に供する動物の内臓等の摂取に関する助言については特に変更の必要はない。
 詳細な報告書は、以下のURLから入手可能。
①食用に供する動物の内臓等におけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類汚染に関するプレスリリース
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/fsisbranch2006/fsis1506
②食用に供する動物の内臓等におけるダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類汚染に関する調査報告書(PDF版22ページ)
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis1506.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/jul/metdioxpcb
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