食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01510590188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「Morinda citrifolia L.(ノニ)の葉の新食品としての市場流通についてベルギー当局が作成した初期報告書の評価に関する意見書」
資料日付 2006年7月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、Morinda citrifolia L.(ノニ)の葉を新食品として市場流通させる件についてベルギー当局が作成した初期報告書の評価に関して、競争消費不正抑止総局から意見を求められた。その答申として、2006年5月9日付の意見書(2ページ)を公表した。
 本申請は、新食品及び新食品成分に関するEC規則258/97の「新食品成分・新食品」の手続きの枠組みに入る。ノニの実から作られるジュースはこの規則に基づいて評価され、2003年6月に欧州委員会の食品科学委員会が市場流通を許可する決定を下した。今回申請されたのはタヒチ産ノニの葉から得られる製品で、さまざまな形状のもの (焙煎・非焙煎の乾燥葉(ハーブティー用にそのまま使用するか、インスタントのハーブティー用に粉末又は抽出液をフリーズドライ状に加工する)及び新鮮な葉の搾り汁) がある。当該製品は、ベルギー高等衛生委員会が上記の「新食品成分・新食品」の手続きに基づき評価を行なった。その初期評価報告書の結論は次の4点にまとめられる。
①実施された毒性試験からは、毒性リスクの制御及び当該製品の許容摂取レベルの設定には至らなかった。
②2005年に発表された複数の論文で、Morinda citrifoliaの抽出物を摂取した数人に深刻な肝臓毒性の症例が報告された。著者は、アントラキノン誘導体(DA)が原因である可能性を示唆している。
③分析データからは、まだ同定されていないがDAの特性を有する物質が存在することが明らかになった。
④肝臓毒性がないことを示唆する動物における毒性データは、裏づけされていない。
 分析の結果、ノニの葉にはDAの中でもルシジン及びルビアジンの2種は含まれないことが明らかになった。しかし、先般発表された研究によると、ノニの根にあるDAとは別のDAがノニ果実のジュースから見つかっている。そのうえ、まだ同定されていないがDAである可能性がある化合物がノニの葉から発見されたことから、ルシジン及びルビアジンというトレーサー(追跡子)の調査だけではDAがないことを証明できない。
 評価対象となる製品には複数の形状があるが、それらが明確に特性付けられていないことから、全製品を特定し、その後で各製品の化学組成を分析した報告書を提出すべきである。
 いくつかの種類の製品については、凍結乾燥、さらには焙煎の工程が施されるが、こうした工程は植物の化学プロフィールを変質させることが観察されている。
 ノニの葉の派生製品については、毒性試験が行われていない。特に、当該製品の肝臓毒性に関する情報が提出されていない。
 以上のことから、AFSSAはベルギー当局の結論に賛同する。当該製品を使用する場合の安全性を確保するためには、各製品の個別評価において次の4点を考慮し、詳細に記述することが望ましい。
①各製品の化学組成
②乾燥原料と抽出物の関係と新鮮な原料と搾り汁の関係
③ルシジン及びルビアジンだけでなく、可能な限り広範囲のDA調査
④肝臓毒性リスクを特性付けることを中心とした毒性試験
 また、健康強調表示(ヘルスクレーム)については、上記EC規則の適用外ではあるが、インターネットで販売されているノニの葉の派生製品の健康強調表示(ヘルスクレーム)は度を越えており、消費者を欺くリスクが高いと考える。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/36046-36047.pdf

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