食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01480600149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物①Belfeed B1100MP/Belfeed B1100ML、②Avizyme 1500、③NatuphosR (3-phytase)、④Levucell SC20/Levucell SC10MEの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年6月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ①アヒル用飼料添加物として使用認可が申請されているBelfeed B1100MP/Belfeed B1100MLは、Bacillus subtilisによって産生されたendo-1
,4-beta xylanaseの酵素製剤であり、既に、鶏及び子豚用飼料添加物として認可されている。当該製品の有効性を直接裏付けるデータは無かったが、当該製品は生理学的な類縁種(鶏や七面鳥)と同様な作用機序を持つことが示されているため、アヒルにも有効であると考えられる。また、最大推奨量の10倍量の当該物質をアヒルに与えたところ、飼料摂取量、増体量、飼料効率及び死亡率に悪影響を及ぼさなかったため、当該製品はアヒル用飼料添加物として安全であると思われる。また、当該製品に関して以前作成された意見書で、既に消費者に対する安全性は確認されている。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1567/feedap_op_ej368_belfeed_ducks_en1.pdf
 ②肥育用七面鳥用飼料添加物Avizyme 1500は、xylanase、glucanase、subtilisin (protease)、alpha-amylase、及びpolygalacturonaseを含んだ酵素製剤であり、当該飼料添加物の意見書は2005年7月20日付けで採択されたが、その中で、負荷試験の期間が短く当該物質の安全性は確認できないことが指摘されていた。今回提出された新規負荷試験のデータから、最大推奨量の15倍量の当該物質を与えても、七面鳥のパフォーマンスや死亡率に悪影響を及ぼさないことが判明した。それゆえ、当該物質は肥育用七面鳥に使用しても安全であると考えられる。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1569/feedap_op_ej371_avizyme_1500_turkeys_en1.pdf
 ③酵素製剤NatuphosR (3-phytase)は、Aspergillus niger FTU-8株によって産生された3-phytaseであり、既に豚・鶏及び七面鳥などの飼料添加物として認可されている。今回、産生菌株を変更し、有効成分の濃度を2倍にした当該物質の安全性と有効性に関して評価を行った。データから、遺伝子組換え菌株Aspergillus niger NPH54の産生する酵素は、これまで使用されてきた菌株の産生する酵素と同じであることが判明した。それゆえ、産生菌株Aspergillus niger NPH54及び産生酵素に安全性の懸念はないと考えられる。また、データから、有効成分の濃度変更は当該物質の有効性と安全性に悪影響を与えないと思われる。当該製品には変異原性はなく、消費者の安全を脅かす毒性作用も示されていない。ただ、産生菌株Aspergillus niger NPH54が肥育用鶏や子豚などに安全であることは示されたものの、産卵用鶏・七面鳥・雌豚における試験は期間が短すぎるため、安全性を最終的には確認できなかった。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1568/feedap_op_ej369_natuphos_changestrain_2x_en1.pdf
④乳用山羊及び乳用めん羊用飼料添加物として使用認可が申請されているLevucell SC20/Levucell SC10MEは、その主成分を乾燥Saccharomyces cerevisiaeとし、既に、乳牛及び肥育用牛用飼料添加物として認可されている。実験結果から、乳用山羊及び乳用めん羊への有効性は確認された。最大推奨量の20倍量のSaccharomyces cerevisiaeを与えた結果、一部データが不足していたため、対象動物の安全性を直接的に結論付けることは出来なかったが、生理学的な類縁種(肉牛及び乳牛)での安全性が示されていること、Saccharomyces cerevisiaeは飼料添加物として使用され長年副作用の報告がないことなどから、当該製品は乳用山羊及び乳用めん羊にも危害を及ぼさないと考えられる。また、当該製品を与えられた動物由来製品が消費者に危害を及ぼすことも無いと思われる。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1570/feedap_op_ej370_levucelldairygoatsewes_en1.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1567_en.html
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