食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01480390294
タイトル WHO、鳥インフルエンザについてWHOが報告を受けたH5N1亜型ヒト感染症例の疫学データの解析結果を公表
資料日付 2006年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは6月30日、鳥インフルエンザについてWHOが報告を受けたH5N1亜型ヒト感染症例について、発症日付2003年12月~2006年4月30日の間でWHOが公式に報告を受けた研究所による確認済み症例205件の疫学データを初めて解析し、得られた結果を公表した。
 今回の解析で使用したデータは、サーベイランス目的で収集されたもので、様々な国から得られたデータの質、信頼性及び体裁に一貫性はない。このような限界は存在するものの、以下に示す7項目の結論に到達した。
1.鳥類での集団発生が地理的に拡大したことにより、2005年10月以降、ヒト感染症例を報告している国は4ヶ国から9ヶ国に増えた。
2.症例の半数が20歳未満のヒトで発生しており、症例の90%は40歳未満のヒトである。
3.全体の致死率は56%である。全年齢群で致死率は高いが、最も高い致死率は10~39歳である。
4.年齢群別の致死率は、高齢者が最も高いという季節的インフルエンザとは異なる。
5.2004年の致死率が最も高くて73%、次に2006年現在までで63%、そして2005年の43%と続く。
6.死亡率、発症から入院までの時間、発症から死亡までの時間を評価した結果、3年間でこの病気のパターンに本質的な変化はないということが判明した。
7.症例は1年を通して発生している。しかしながら、症例が発生して3年になるがその各々の年をみれば北半球のおおよそ冬と春に相当する時期に発生のピークが存在する。このパターンが続くのならば、2006年末もしくは2007年初頭に症例の激増が始まると予想される。
 状況監視、リスク評価、患者管理を改善するには、各国が疫学データをこれまで以上に統一された形で収集し、これらデータを時宜に適った形で共有することが必要である。
 詳細な解析結果を提供する6月30日付週間疫学報告(Vo.26、No.81、p.249-260)は以下のURLで入手可能。
http://www.who.int/wer/wer8126.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/csr/don/2006_06_30/en/index.html
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