食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01460540361
タイトル 台湾行政院衛生署、ビンロウジ喫食人口の削減計画の一環として、台湾の高校生に対してビンロウジ喫食習慣に関するアンケート調査を実施
資料日付 2006年6月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署は6月6日、ビンロウジ※喫食人口の削減計画の一環として、2005年に研究者に委託して台湾全土の高校生を対象に実施したビンロウジ喫食に関するアンケート調査の結果を公表した。
 ビンロウジの喫食は、台湾における口腔がん罹患の主な原因となっている。台湾人男性の罹患するがんの中で口腔がんは近年、増加率が最も高く、罹患率及び死亡率とも第4位を占めている。特に青年・壮年層(22歳?45歳)の最も罹患しやすいがんとなっている。
 ビンロウジの喫食は、ひとたび習慣化すると殆どの者はその悪習を断つ意志を持つことができないため、専門家は青少年を喫食阻止の重点対象とするべきとしている。
 今回公表されたのは、同署国民健康局の委託により、台湾全国から無作為に抽出された高校生24
,611人(夜間部、職業高校及び普通高校の学生を含む)に対し、2005年に実施されたアンケート調査の結果である。
 この結果、高校生のうち11%がビンロウジを喫食したことがあることがわかった。また、調査時から数えて過去1ヶ月以内にビンロウジを喫食したことのある高校生(全体の3.2%)のうち、一日に1?5粒しか喫食しなかった者が49%を占める一方、一日に30粒以上喫食すると答え、習慣化していると見られる者が17%を占めた。さらに、喫食経験のある高校生の友人の79%、同居家族の37%に喫食行為があることもわかった。
 結果詳細は、情報源のURLから入手可能。調査結果は、以下の分類で一覧化されている。
①ビンロウジ喫食人口の形態別分布リスト(居住地域、学校の形態(夜間部、職業高校、普通高校の別)、年齢及び性別ごとに喫食経験のある者と過去1ヶ月以内に喫食した者を示す)
②過去1ヶ月以内にビンロウジを喫食した学生の1日あたりの喫食数分布(学校の形態、性別ごとに示す)
③学生の健康リスクの認知度及び近親者等の喫食習慣にかかる調査分析
 ※ビンロウジ(Areca nut):アジアや南太平洋諸島等の熱帯地域で広く栽培されるヤシ科ビンロウジュ(檳榔樹)(Areca catechu)の果実。嗜好品として、石灰とともにコショウ科キンマ(Piper betle)の葉に包んで噛みたばこのように咀嚼し、一過性の精神高揚を楽しむ習慣がある。赤い汁や残った繊維質は飲み込まずに吐き出す。アレコリン(arecoline)(ニコチン酸由来のアルカロイド)を含む。漢方生薬としても使用される(効能:駆虫、健胃等)。2003年に国際がん研究機関(IARC)により発がん性物質(グループ1)として認定されている。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=44987&show=show
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