食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01460360314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「鳥インフルエンザ:浜辺の洗浄及び消毒は必要ではない」を公表
資料日付 2006年6月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「鳥インフルエンザ:浜辺の洗浄及び消毒は必要ではない」(5ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 ドイツでは野鳥が鳥インフルエンザ(AI)H5N1亜型に感染しており、ドイツの海辺(バルト海、北海)及び入り江や湖の岸辺が、ヒトへの感染の危険のあるH5N1亜型ウイルスに汚染されている可能性はある。特にAI封鎖地域及び保護区域では、岸辺が感染野鳥の糞あるいはその死骸で高度に汚染されていると考えられる。BfRは、国民に安全な日光浴及び水浴を保証するために、鳥の糞に汚染された浜辺を洗浄・消毒すべきかどうかについての見解を示した。
 BfRは現時点では、そのような措置は適切でも必要でもないと判断する。一般に強い抵抗力を持たないインフルエンザウイルスは、通常の消毒剤及び消毒方法によって死滅する。しかし、それらの消毒剤及び消毒方法は、小面積への使用にのみ適しており、かつ土壌の表面を荒廃させる。感染した野鳥による再汚染は起こるであろうから、浜辺の洗浄・消毒は定期的に繰り返さなければならない。また、消費者はおそらくホルマリンや過酢酸塩のような消毒剤で処理された浜辺を避けると考えられ、この措置による利益はないであろうことからも、この措置は適切ではないと思われる。
 AIは、ヒトへ非常に伝播しにくい。科学的知見によると、これまでヒトは、罹患したあるいは死んだ家きんとの、すなわちそれらの排泄物との集中的・密接な接触によってのみ感染している。それゆえAIウイルスは、まず第一に家畜伝染病病原体と見なすべきである。BfRは、ヒトが水浴水あるいは岸辺での日光浴によって感染するリスクは考えられないものと判断する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/vogelgrippe_reinigung_und_desinfektion_von_straenden_nicht_notwendig.pdf
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