食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01460310450
タイトル Eurosurveillance、EFSAによる欧州諸国における採卵鶏のサルモネラ属菌保菌率調査結果を公表、各国でばらつき
資料日付 2006年6月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUのEurosurveillanceは、欧州食品安全機関(EFSA)が実施した欧州諸国における採卵鶏のサルモネラ属菌の保菌率調査の予備報告書を公表した。調査はEU加盟国とノルウェーの採卵鶏施設(holding)5
,317ヶ所を対象に、2004年10月1日~05年9月30日に検体の採取を実施した。各施設ごとに無作為に選んだ1つの群れから、糞便5検体と塵芥2検体を採取した。これにより、各施設における測定有病率は最小値とみなすことができる。
【結果】
 検出されたS. Enteritidis及びS. Typhimuriumの保菌率は、チェコ63%、ポーランド56%、スペイン52%の順であった。全く検出されなかったのはスウェーデン、ノルウェー及びルクセンブルグであった。また、各国のすべての大規模採卵鶏農場のうち20%が、S. Enteritidis及びS. Typhimuriumに対し微生物学的陽性の結果を示し、31%から菌が検出された。各国に大きなばらつきが見られ、サルモネラ属菌が検出されない国もあれば、保菌率が80%にも上る国もあった。各施設で採取した7検体のうち陽性とされたのは1~7検体であった。大規模農場では、陽性数は1~2検体だけであった。糞便よりも塵芥の方が陽性率が高かった。検体採取の2週間前に抗生物質を投与した採卵鶏では、検出率に有意差がなかった。検出された血清型で最も多かったのはS. Enteritidisで、18ヶ国の検体から分離され、全分離株の51%を占めた。次いでS. Infantisの8%(14ヶ国)、 S. Typhimuriumの5%(14ヶ国)の順であった。分離された血清型の分布状況は国によってばらつきがあったが、 S. Enteritidisが15ヶ国で最多であった。
【結論】
 採卵鶏施設におけるサルモネラ属菌の保菌率に関するこの研究から、食用卵の生産業界において菌の制圧対策を講じる必要がある。最終報告書は2006年10月に発表の予定であるが、それまでの間この調査結果を基に、保菌率を低減するための目標を設定することができる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) -
情報源(報道) Eurosurveilance
URL http://www.eurosurveillance.org/ew/2006/060615.asp#4
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