食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01440460334
タイトル アイルランド食品安全庁(FSAI)、食品中の遺伝子組換え(GM)食品含有量の年次調査結果を公表
資料日付 2006年5月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アイルランド食品安全庁(FSAI)は5月25日、毎年実施しているアイルランド国内で流通する食品中の遺伝子組換え(GM)食品含有量の調査結果を公表した。
1.背景
 FSAIは、継続的にアイルランド国内で流通する食品のGM成分に関する分析を実施し、法令順守を監視している。
2.過去の経緯
 2000年から2005年にかけて、FSAIはアイルランドで流通している食品236品目をDNA分析にかけ、うち58品目で低レベルのGM成分(GM ingredient)が検出されたが、認可されたGM成分のみが検出され、閾値以下の含有量であった。
3. EU及びアイルランドにおけるGM食品に関する法規制
 EU及びアイルランドにおけるGM食品の認可及びラベル表示は、GM食品及び飼料規則(EC No.1829/2003)の第5項から第7項、第12項及び第13項によって規定されている。
 また、0.9%を超えるGM成分が食品に含まれる場合は、ラベル表示が必要である。
4.認可されたGM食品  
 EUで認可されているGM食品は、大豆1品種、とうもろこし16品種、菜種9品目、綿花5品目で、認可されているGM食品のリストは、以下のURLから入手可能。
http://ec.europa.eu/comm/food/dyna/gm_register/index_en.cfm
5.今回の調査方法
 2005年11月に、ダブリン市内のスーパー及び健康食品販売店で大豆及びとうもろこし成分を含む食品60品目を購入、DNA分析を実施した。
6.結果
(1)全てのサンプルで、GMとうもろこしは検出されなかった。
(2)6品目(10%)にEUで認可済みのラウンドアップ耐性大豆が低レベルで検出された。
(3)GM大豆を含む3品目のサンプルは、肉代替品で、非遺伝子組換え大豆と表示されており、欧州指令2000/13/ECの一般ラベル項目の第2項に違反している。
7.結論
 全てのサンプルのGM成分の含有量は、EU認可の0.9%以下(ラベル表示が不必要)で、特に問題はない。しかし、継続的な問題点としては、ある英国に本拠を置く製造者が任意に使用しているラベルに「GMフリー」又は「非GM」表示をしている件に関して、法律的には定義付けされていないものの、一般消費者への誤解を招く結果になっているため、同社と話し合いを実施し、問題解決を図っている。
地域 欧州
国・地方 アイルランド
情報源(公的機関) アイルランド食品安全庁
情報源(報道) アイルランド食品安全庁
URL http://www.fsai.ie/surveillance/food/GM_survey_2005.pdf
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