食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01430450160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、栄養表示指令90/496/EECに関する意見募集を発表
資料日付 2006年5月24日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は5月24日、栄養表示に関する指令90/496/EECに関する意見募集を発表した。
 特に議論の対象となる技術的課題は、以下の4点である。
1.ビタミン及びミネラルに関する摂取基準値(Dietary Reference Value: DRV)
(1)背景:栄養表示に関する指令90/496/EECにおいて、従来の指令2001/15/EEC及び2002/46/EECを改訂し、栄養表示が必要な新たなビタミン及びミネラルの追加と摂取基準量の変更が提案されており、この提案について意見を求めている。
(2)提案内容
①追加されるビタミン及びミネラル:ビタミンK、カリウム、ナトリウム、塩化物、銅、セレン、マンガン、クロム、モリブデン及びフッ化物。
②摂取基準量を増やすもの:葉酸、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム。
③摂取基準量を減らすもの:ニコチン酸、ビオチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、リン化合物、亜鉛。
④摂取基準量を維持するもの:ビタミンA、ビタミンD、パントテン酸、鉄、ヨウ素。
2.栄養素の定義
(1)背景:食物繊維についての定義及び分析法についての変更並びにいくつかの規則の整合性を図ることが必要という意見があること。
(2)提案内容:CODEXで定義付けの議論がされている食物繊維の定義を反映したもので、重合度、食物繊維の製造法による分類、特性が定義のベースとなっている。
3.エネルギー変換因数(ECF)
(1)背景:現在の指令では、炭水化物、多糖類、たん白質、脂肪、アルコール及び有機酸のECFが規定されている。サラトリム(低カロリー油脂代替商品)のECFの追加は指令2003/120/EECで実施されている。これらの因数の変更、食物繊維のECF等が提案されている。
4.栄養表示の許容範囲
(1)背景
①EUで統一した基準を作成することにより、貿易障壁の回避と消費者の保護を図る必要性があること。
②サンプル採取法、試験法についての規則に組み入れるべきという意見があること。
③既に一部の国では、独自の規則をもっていること。
④許容範囲の設定は、食品の成分表で行えること。
⑤食品の種類により、別々の許容範囲の設定が必要とする意見があること。
(2)更に、英国及びデンマークの規則(簡単な方式)とカナダの規則(複雑な方式)を比較している。
 上記背景及び方式の違いについての意見を求めており、その締め切りを2006年6月30日としている。
 栄養表示に関する指令90/496/EECに関する技術課題に関するディスカッションペーパーは、以下のURLから入手可能。
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/nutritionlabellingdiscuss.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/may/nutritionlabellingdiscussion
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