食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01410510149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物Bio-FeedRPro、飼料添加物Phyzyme XP (6- Phytase)及び飼料添加物Sel-Plex 2000の安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年5月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) ①肥育用鶏・肥育用豚及び子豚用飼料添加物Bio-FeedRProの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書
 Bio-FeedRProは、Bacillus licheniformisの発酵によって生成されたプロテイナーゼを主成分とした酵素製剤で、肥育用鶏・肥育用豚及び子豚に使用される飼料添加物である。
 最大推奨量の10倍量の当該物質を肥育用鶏や子豚に与えた結果、体重増加や健康に悪影響は見られなかった。また、データから、肥育用豚に対する当該物質の安全性も十分証明された。
 一方、当該物質の遺伝毒性は示されなかったものの、入手データから、ある程度有毒な残留物質が存在する可能性を排除できなかった。それゆえ、消費者への安全性に関しては結論を下すことは出来なかった。また、対象動物に対する当該物質の有効性を十分に示すことも出来なかった。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1469/feedap_op_ej351_biofeedpro_cff_piglets_pff_en1.pdf
②肥育用鶏用飼料添加物Phyzyme XP (6- Phytase)の安全性と有効性に関する科学パネルの意見書
 肥育用鶏用飼料添加物Phyzyme XPは、遺伝子組換え酵母Schizosaccharomyces pombeの発酵により生成される6- Phytaseを主成分としている。
 500FTU Phyzyme XP/kg飼料の当該物質を与えた実験の結果、飼料効率、一日当たりの体重増加及び飼料摂取量が大幅に増加したため、当該物質の有効性は証明されたが、最小推奨量である250FTU Phyzyme XP/kg飼料の当該物質を与えた場合は、データ不足のため有効性を確認できなかった。
 最小推奨量の2倍量(500FTU Phyzyme XP/kg飼料)及び最大推奨量の7.5倍量(7500FTU Phyzyme XP/kg飼料)の当該物質を与えた場合、対象動物の性能や死亡率に悪影響を及ぼさなかったため、当該物質の安全性は証明された。また、遺伝毒性実験及び90日間毒性実験の結果、当該物質が消費者に悪影響を及ぼす懸念はないと思われる。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1468/feedap_op_ej350_phyzymexp_en1.pdf
③飼料添加物Sel-Plex 2000の安全性と有効性に関する科学パネルの意見書
 Sel-Plex 2000は、Saccharomyces cerevisiaeの生成物と有機セレンを主成分とし、必須微量元素セレン摂取を目的とした鶏、豚及び牛用飼料添加物である。EUでは、無機セレンは既に認可されているが、有機セレンは未だ認可されていない。
 実験結果から、当該物質のセレンは体内に吸収・利用されるため、栄養添加物としての基準を満たしていることが証明された。ただし、当該物質を通じて最大認可基準(0.5 mg Se/kg DM)の10倍以上のセレンを過剰に摂取すれば、対象動物の性能パラメータを減少させることが判明した。
 最大許容基準の当該物質を飼料に添加した場合、ヒトが卵・牛乳及び豚の可食部経由で摂取するセレンの量と、他の食材から摂取する平均的なセレン摂取量(60μg/d)を合計した推計値は、99μg/d(子供4-6才)から165μg/d(大人)の間になる。当該物質の使用によって動物由来食品中にセレン残留量が増加しても、消費者にリスクを及ぼすことはないと考えられる。また、環境、野菜及び動物組織中に自然に存在するセレンのような微量元素のMRL設定は不適当であると考える。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/1478/feedap_op_ej348_selplex_en1.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
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