食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01410110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、殺虫剤エトプロホス及び殺虫剤フィプロニルに関するピアレビューを公表
資料日付 2006年5月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) ①殺虫剤エトプロホスに関するピアレビュー
 欧州食品安全機関(EFSA)は、殺虫剤エトプロホスの認可が申請されたので、申請国からの資料提供を受け、その安全性に関するピアレビューを行った。
 当該物質には、遺伝毒性・発がん性・生殖毒性・催奇形性及び神経毒性はないことが判明した。実験結果から、当該物質のADIを0.0004mg/kg体重/日と設定し、急性参照用量(ARfD)を0.01mg/kg体重/日と設定した。
 じゃがいもにおける当該物質の残留試験を行い、MRLを0.02mg/kgとすることが提案されているが、これは当該物質のみに関するものである。そこで、当該物質だけではなく、毒性のある代謝物も含めたMRLを設定するための追加試験を行う必要がある。また、当該物質の残留物質への家畜の暴露量は極めて小さいため、動物由来製品における残留物質の量も極めて小さくなると考えられる。それゆえ、当該物質が消費者に及ぼす健康リスクを評価する必要はないと考える。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/praper/conclusions/1466/praper_sr66_ethoprophos_en1.pdf
②殺虫剤フィプロニルに関するピアレビュー
 欧州食品安全機関(EFSA)は、殺虫剤フィプロニルの認可が申請されたので、申請国からの資料提供を受け、その安全性に関するピアレビューを行った。
 当該物質には、遺伝毒性・発がん性・生殖毒性及び発達毒性はないことが判明した。実験結果から、当該物質のADIを0.0002mg/kg体重/日と設定し、急性参照用量(ARfD)を0.009mg/kg体重/日と設定した。
 残留試験の結果、とうもろこしやヒマワリの種における当該物質及びその代謝物の残留は確認されなかった。動物が当該物質を摂取する推計値は0.1mg/kgよりもかなり小さいが、当該物質は脂溶性であり、そのADIも極めて低いため、動物由来製品中の残留物質については慎重に考慮する必要がある。消費者へのリスク評価では、当該物質の理論最大一日摂取量(TMDI)は、乳幼児のADIを超過することが示されている。一方、全消費者集団の国際一日推定摂取量(IEDI)や国内一日推定摂取量(NEDI)はADIを下回っているため、当該物質やその残留物質への暴露により、消費者に高い慢性リスクを引き起こす可能性は低い。また、食事経由での急性リスク評価の結果、消費者の暴露推計値は上記ARfDよりも極めて低くなることが判明している。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/praper/conclusions/1470/praper_concl_sr65_fipronil_en_rev11.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.eu.int/science/praper/conclusions/1466_en.html
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