食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01400740329
タイトル 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)、第92回定例会議要約を公表
資料日付 2006年5月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は5月8日、第92回定例会議要約を公表した。
 概略は以下のとおり。なお、議事録は、通常1ヶ月後にドラフトとして発行され、次の会議で確認された後、正式な議事録として発行される。
1.最近の課題について
①保健省(DH) はSEACが推奨していた、英国におけるvCJDの罹患率の改善のために「解剖死体の組織検査」を如何に進めるかを検討する専門家を招集するよう健康保護局(HPA)へ要請した。
②W.Stewart氏は、DHより招集されたvCJD患者諮問グループ長になることに同意した。
 このグループは、vCJDの疑いのある患者に対する診察や介護に関する助言を行う。
③英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)と英国食品基準庁(FSA)は、SEACのめん羊サブグループの推奨していた非定型スクレイピーの研究に対する研究計画をまとめた。
 研究に使用する材料が限定されているため、DEFRA、FSA及び獣医学研究所(VLA)は、材料を使用する研究の優先順位をつけるためのグループを招集する。
④フランスで2例、キプロス島で1例、異常なTSE(伝達性海綿状脳症)が通常のサーベイランスで報告された。その後の迅速検査でBSEの存在は除外されたが、更に調査は継続中で、約18ヶ月後に結果がでる予定。
⑤英国のめん羊のバイオアッセイでの生化学的試験で、予備的結果において通常とは異なった結果がでた。この場合の潜伏期間が、BSEの場合と一致しない。
⑥SEACの委員長がFSAの会議に、SEACの副委員長がウェールズ、スコットランド及び北アイルランドの会議に出席し、めん羊サブグループの非定型スクレイピーに関する見解を紹介、今後の追加措置等についての議論を行った。FSA理事会は、6月の理事会で検討する予定。
⑦SEACの委員長は、政府のBSEに関する緊急時対応政策を検討する4月6日のFSA理事会に出席した。
⑧ヒト型マウス(humanized mice)におけるBSE及びvCJDの感染性についての研究を出版した。その議事録は、SEACのホームページに掲載した。
⑨ドレイトン農場からの家畜及び農作物の利用についてのSEACの提案に関し、DEFRAは同意した。但し健康な牛を当該施設で飼育したものからの廃棄物及び緊急時対応を目的として、頭蓋内に予防接種した動物のみに限定するとしている。
⑩英国血液部局(UK Blood Service: UKBS)及びDHは、全血、血液成分におけるTSE感染性及び輸血によるvCJD感染リスク評価に関連する課題を考慮するようSEACに要望した。委員会は、本件に関して議論を実施し結論をまとめることに同意した。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
情報源(報道) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
URL http://www.seac.gov.uk/summaries/seac92_summary.pdf
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