食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01390570188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飼料関連意見書2本
資料日付 2006年4月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2006年3月1日付の飼料関連意見書を2本公表した。いずれも、競争消費不正抑止総局から諮問を受けた案件である。
①「肥育用若鶏へのサリノマイシンナトリウムを主成分とする抗コクシジウム剤添加物の使用許可に関する意見書」(指令70/524/EEC)
 本飼料添加物には、1kgにつき120gのサリノマイシンナトリウムが含まれる。サリノマイシンナトリウムは、Streptomyces albus株が産生するポリエーテル・イオノフォア系の抗コクシジウム剤である。本飼料添加物の形状は球形粒子で、肥育用若鶏への推奨量は50~70mgサリノマイシン/kg飼料である。
 AFSSAはこれまでに5回意見書を出し、書類の不備を指摘してきた。5回目の意見書では、代謝及び残留試験の結果が提出されていないことや本飼料添加物の発がん性に関する試験を行わない代わりに必要となる科学論文が提出されていないことが指摘された。
 今回提出された代謝及び残留試験の結果からはさまざまな代謝産物の定量的分布を知ることはできず、またサリノマイシンナトリウムの発がん性に関する科学論文は提出されなかった。従って、今回の回答も本飼料添加物の使用の安全性について完全に満足のゆくものではない。
http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34786-34787.pdf
②「大豆たん白質の加水分解で得られるアミノ酸に加え、合成アミノ酸の使用を許可するために鉄、銅、亜鉛及びマンガンのキレート化合物の使用許可を変更する申請に関する意見書」
 鉄、銅、亜鉛及びマンガンのキレート化合物は、鉄については1991年から、他の元素については1998年から、微量元素添加物として無期限の許可を得ている。申請者は、キレート化合物としての微量元素の摂取が生物学的利用能を改善するとして推奨している。AFSSAは前回の意見書で、提出された科学的情報は不十分であり、合成グリシンから作られるキレート化合物の安定性に関する試験研究及びキレート化合物の栄養上の有効性に関する実験研究を提出するよう要請した。今回はこれらの試験研究が提出されたことから、満足のゆく回答が出されたといえる。
http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34789-34790.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34786-34787.pdf
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