食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01390510361
タイトル 台湾行政院衛生署、塩酸フェニルプロパノールアミン及びクロベンゾレックスのダイエット用医薬品への違法使用について再度注意喚起
資料日付 2006年4月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署は4月20日、化学薬品2成分のダイエット用医薬品の違法使用について改めて注意を促す旨のニュースリリース2本を公表した。各ニュースリリースの概要は、以下のとおり。(訳注:台湾では、食品へのダイエット効能の付加は認められていない。ダイエット目的で認可されている製品は、処方薬2製品のみ)
①「衛生署は、塩酸フェニルプロパノールアミン(Phenylpropanolamine hydrochloride
, PPA)をダイエット目的に違法に使用してはならないことを再度強調する」
http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=0&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=44296&show=show
 PPAを含有する医薬品には脳内出血を引き起こすおそれがあるため、衛生署は1997年以降、同成分のリスク評価を実施し、医薬品への使用を段階的に禁じてきている。2003年11月にはダイエット用の医薬品への使用を禁じ、2005年9月にはPPAを含む医薬品の輸入・製造を全面禁止する方針を決定した。
 この決定により2006年12月1日以降、PPAを含む医薬品の流通は全面的に禁じられる。
②「代謝産物アンフェタミン(Ampehtamine)を産生する違法なダイエット用医薬品は、健康を著しく害する」
http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?dept=&class_no=0&now_fod_list_no=0&array_fod_list_no=&level_no=1&doc_no=44297&show=show
 行政院衛生署の検査によると、2003?06年4月までの間に、カプセル製品18製品から代謝産物アンフェタミンを産生する化学成分クロベンゾレックス(Clobenzorex)が検出されたが、このうちの10製品は2006年以降の検出であった。
 代謝産物アンフェタミンは中枢神経に働きかけ、快の気分を生じたり食欲を抑制したりする作用があるが、長期服用により依存症に陥るおそれがある。
 衛生署は1980年にすでにアンフェタミン類成分のダイエット用医薬品への添加を禁じており、EUも2001年に著しい副作用を引き起こすダイエット用医薬品の販売を禁じているが、このほど再び、同成分を含有して「食品」を標榜する製品の違法な販売行為が見られた。
 最近、同成分を含む問題のダイエット用医薬品を3ヶ月間服用した10代の少女に幻覚症状等の副作用が現れた旨も報じられている。関連の報道記事は下記URLから入手可能(台湾テレビ(TTV)編集)。
http://www.ttv.com.tw/news/html/095/04/0950421/09504214674404L.htm
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/index.aspx
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