食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01390110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、2003年から2006年にかけてヒト毒物学の分野で行われた評価及びガイダンスに使用されている科学的原則に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2006年4月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  2003年以降、科学パネルは欧州委員会の要請を受け、メタミドホスやダミノジドを始めとする農薬の評価を行ってきた。今回、科学パネルは、これらの評価に使用した科学的原則に関する包括的な意見書を作成し、その原則がどのように適用されたかを検証した。
 上記の科学的原則は、主に、発がん性/遺伝毒性、種ごとの臓器毒性、関連代謝物などに区分できる。
 発がん性に関しては、これまで、遺伝毒性のないことが十分証明されれば、メカニズムが明確ではなくても、腫瘍形成を引き起こす閾値における作用機序を採用してきた。また、科学パネルは、DNA相互作用の可能性がある作用機序によって腫瘍を形成する化合物には閾値がない、という立場には必ずしも固執しなかった。発がん性評価における遺伝毒性の重要性を考慮すれば、今後、上記の点に関して欧州委員会による検討が必要だと思われる。
 種ごとの臓器毒性に関して、科学パネルは、国際化学物質安全性計画(IPCS)のHuman Relevance Frameworkと同じくMode of Action (MOA)アプローチを採用し、非がん性エンドポイントなどに応用することで成果を得た。
 関連代謝物に関しては、構造活性相関やRead-acrossアプローチ(特定化学物質の毒性を判定する場合、同様の分子構造や物理化学的性質をもち、その毒性が既に判明している化学物質と比較することで推察するアプローチ)を採用する場合、化学構造と毒性学的裏づけの両方が必要であった。
 今後、化学物質の毒性効果の評価にMOAアプローチを採用することが多くなれば、作用機序などに関するデータ及び情報の収集整理が必要である。また、実験動物とヒトの関連性が問題となる場合、動物とヒトの組織において代謝と動態に関するin vitroデータの比較が極めて重要となってくるため、代謝及び機構に関する試験がますます効果を発揮すると考えられる。
 なお、本文は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.eu.int/science/ppr/ppr_opinions/1451/ppr_op_ej346_summary-tox_en1.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.eu.int/science/ppr/ppr_opinions/1451_en.html
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