食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01360750314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ノニジュースに関する情報「ノニジュースは健康を害する可能性があるのか?」を公表
資料日付 2006年4月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、ノニジュースに関する情報「ノニジュースは健康を害する可能性があるのか?」(2ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 ノニジュースは、「インドのクワの実」の名でも知られるマエヤマアオキ(Morinda citrifolia L.)の果物の果汁である。自生地では、植物の特定の部分を伝統的な治療薬として利用している。EUでは、ノニジュースは新食品と見なされている。商品化には、欧州委員会の認可が必要である。ノニジュースが加盟国で最初に認可されたのは2003年である※。EU食品科学委員会(SCF)は2002年に、ノニジュースの健康へのリスクを評価し、申請者が推奨する30ml/日ならば健康に有害な影響はないとの見解を示した。同時にSCFは、「ノニジュースに、他のフルーツジュースよりも健康を促進する効果があるとは科学的に証明されない」と指摘した。
 最近刊行された科学雑誌(①②)で、ノニジュースが急性肝炎を誘発しうるかどうかについて疑問が呈された。現在欧州食品安全機関(EFSA)は、ノニジュースの新たな健康影響評価が必要かどうかを審議中である。ドイツでも、ノニジュース摂取後に発症した急性肝炎が1例報告されている。BfRは現在、評価のための更なる情報を収集している。
 EUではこれまで、ノニフルーツの果汁のみが認可されている。しかしながらインターネットを通じ、他のノニ製品(カプセル、茶、抽出物など)も販売されている。これらの製品は、公的機関で健康影響が評価されておらず、また欧州委員会でも認可されていない。
※低温殺菌したフルーツジュースへの新食品添加物としてノニジュースを認可
①Millonig G
, Stadlmann S
, Vogel W 2005
, Herbal hepatotoxicity: acute hepatitis caused by a Noni preparation (Morinda citrifolia)
, European Journal of Gastroenterology & Hepatology 17
, 445-447
②Stadlbauer V
, Fickert P
, Lackner C
, Schmerlaib J
, Krisper P
, Trauner M
, Stauber RE 2005
, Hepatotoxicity of NONI juice: Report of two cases
, World Journal of astroenterology 11
, 4758-4760
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/koennen_noni_saefte_die_gesundheit_schaedigen.pdf
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