食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01360260328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)H5N1型の疫学における、放し飼いの鳥類及び放し飼い動物と家畜の潜在的役割」についての定量的リスク評価報告書を発表
資料日付 2006年3月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は3月22日、「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)H5N1型の疫学における、放し飼いの鳥類及び放し飼い動物と家畜の潜在的役割」についての定量的リスク評価報告書を発表した。概要は以下のとおり。
1.リスク評価の目的:H5N1型ウイルスに自然感染した放し飼いの鳥類及び放し飼いされた動物及び家畜における疫学上の役割を明らかにする。
2.リスク評価の結論
(1)現在の情報から示唆されることは、ウイルスへの密接な又は直接の暴露ににより引き起こされた種々の放し飼いの鳥類及び放し飼いされた動物及び家畜のH5N1ウイルスへの暴露は、死の結果を招くことである。
(2)疫学上の解釈では、これらの発展状況は、自己制限(self-limiting)的疾病(終宿主:’dead-end’ host)の概念と一致する。
(3)これらの種におけるウイルス感染傾向は、同一種間の水平的感染より、地域限定的に導入及び他の種への暴露により引き起こされることを示唆している。
3.上記結論に至る事実
(1) HPAI のH5N1型で多くの野鳥の死亡が確認された地域で、放し飼いの鳥類及び放し飼い動物と家畜の死亡が発見された。これは、感染により弱った野鳥との密接な接触、死亡した感染鳥の死体をあさったり、病気や死亡した鳥を餌食にするなどにより感染した可能性がある。
(2)家きんや他の種への観察についての発表から、H5N1ウイルスの感染は非常に密接な直接の暴露を通じてのみ発生していることを示唆している。
(3)多くの鳥類及びほ乳類は、H5N1型に自然(実験的)感染しやすいことが判明している。ある種のH5N1型ウイルスへの感染しやすさに関するばらつきは、全てのAIで知られている疫学の知見と一致する。
(4) HPAI のH5N1型の他の鳥類及びほ乳類における発見が、野生の水鳥又は商業的家きん飼育場(アジアのいくつかの国)での非管理感染の高い罹病率と関連づけられる点は、疫学的に注目に値する。又、多くの場合、餌食や餌としての野鳥が死亡して発見され、検査に回されてウイルスが検出されたり、動物園における大きなネコ科動物(トラ又はヒョウ)の場合、感染した家きんが与えられていたことも注目すべき点である。
(5)最近の鳥類及びほ乳類におけるHPAI のH5N1型報告は、知られているAIウイルスの疫学及び暴露を介した多様な種へ感染する能力と相関している。
 本リスク評価における結論は、多くの不確実性要因を含んでおり、将来更に新たな疫学的情報が入手された時点で、見直す必要がある。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
URL http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/monitoring/pdf/hpai-avianmammal220306.pdf
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