食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01340540188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、「Bacillus stearothermophilusのα-アミラーゼをコードする遺伝子を組み込んだBacillus licheniformis株が生産するα-アミラーゼのデンプン製造、ビール醸造及び砂糖・アルコール産業における使用許可申請に関する2006年1月20日付意見書」(3ページ)
資料日付 2006年3月13日
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概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、Bacillus stearothermophilusのα-アミラーゼをコードする遺伝子を組み込んだBacillus licheniformis株が産生するα-アミラーゼをデンプン製造、ビール醸造及び砂糖・アルコール産業で使用する許可申請について、競争消費不正抑止総局から諮問を受けた。
 当該酵素は、1.4-α-D-グルカンのグルカン加水分解酵素(又はα-アミラーゼ、EC 3.2.1.1.)である。当該酵素は、わずかな濃度のカルシウムによって、デンプン多糖類のendo-α-1.4-D-グルコシド結合を加水分解し、溶解性デキストリン及び少糖類を生成する。今回、デンプン製造、ビール醸造及び砂糖・アルコール産業においてデンプンを液化するための加工助剤としての使用が申請されている。
 当該酵素の生産株は、遺伝的に組換えたBacillus licheniformis SJ7199株である。組み込む遺伝子をコードする配列は、Bacillus stearothermophilus (非病原性・非毒素産生性)株から分離される。
 本酵素製剤は、食品の適正製造規範に基づいて製造され、酵素製剤の製造工程に適用される品質管理システムはISO 9001:2000規格に適合している。その製造工程は、水中発酵、精製、濃縮、ろ過及び規格化からなる。
 全ての毒性試験は、OECD(経済協力開発機構)の国際ガイドライン及び研究所の適正規範に従って実施された。ラットの90日間亜慢性経口投与毒性試験からは有害な作用は見つかっておらず、NOAELを660mg全有機物質(TOS)/kg体重/日と設定することができた。in vitroでの変異原性試験からは、本酵素製剤により復帰突然変異体の数は増加しないこと、従っていかなる変異原性作用もないことが明らかになった。培養したヒトの末梢リンパ球への染色体異常試験からは、本酵素製剤のリンパ球破壊作用は見つかっていない。安全係数は5200とされた。
 結論としてAFSSAは、本酵素製剤の使用は、申請者の提示する使用条件下では消費者への健康リスクは生じないと考える。従って、今回の申請に好意的見解を示す。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/34136-34137.pdf
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