食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu01340020110 |
| タイトル | カナダ保健省、「トランス脂肪酸の研究でカナダは世界をリードしている」と題する消費者向け解説情報を公表 |
| 資料日付 | 2006年3月16日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | カナダ保健省は3月16日、カナダにおけるトランス脂肪酸の研究状況に関する消費者向け解説情報を公表した。概要は以下のとおり。 ①トランス脂肪酸は、冠状心疾患のリスクファクターである血中脂質量に悪影響を及ぼし、その影響は飽和脂肪酸よりも強い。ハーバード医科大学の推定によると、米国ではトランス脂肪酸により年間3万-10万人の若齢層の死亡者が発生しているという。 ②トランス脂肪酸は、液状油に部分水素添加処理をして固体脂肪に変化させる際に生成される。また、天然には乳製品や肉製品にも少量が存在する。 ③1980年から1990年代にかけて、部分水素添加油は安価でかつ製品の保存性に優れていることから、市販食品で広く使用されるようになった。それ以降、北米においては、加工食品がトランス脂肪酸の主要な摂取源となっている。天然の食品からのトランス脂肪酸摂取は極めて僅かである。 ④カナダでは、多くの食品でそのトランス脂肪酸量が表示されている。しかしこの表示が実施されるようになったのは、トランス脂肪酸を正確に同定できるようになった最近のことである。即ち、トランス脂肪酸を分子量が近似しているシス異性体と区別できるようになったことが大きい。 ⑤この成果は、保健省所属のDr.N.Ratnayaka博士が、食餌脂肪(dietary fats)および動物組織中のトランス脂肪酸含量を正確に定量する方法を開発したことによる。このガスクロマト法と銀イオン薄層クロマト法を組み合わせた革新的な分析法は、シス型とトランス型を分離でき、現在、食品中のトランス脂肪酸測定の国際的な標準法になっている。 ⑥Ratnayaka博士が広範な食品中の脂肪組成を研究することにより、カナダ国民はトランス脂肪酸の摂取が恐らく世界でも最も多いのではないかということが明らかにされた。事実、彼の業績が、カナダで販売される食品におけるトランス脂肪酸義務表示化へと保健省を動かす上で重要な役割を果たした。 ⑦また、この研究の結果、カナダ国民は1日当たり全脂肪摂取量の10%に相当する、平均8.4gのトランス脂肪酸を摂取しており(推奨摂取量は2%以下)、さらに、18歳から34歳の男性では平均38.9gのトランス脂肪酸を摂取していることが明らかとなった。これは英国、ドイツ、米国で報告されている摂取量よりも多く、ポルトガル、イタリア、ギリシャでの摂取量の3倍以上に達する値である。 ⑧さらに彼は、パッケージケーキ、ポップコーン、クッキー、クラッカー、ファーストフードがカナダ食品中の主要なトランス脂肪酸摂取源であることを明らかにした。 ⑨2003年1月、カナダは世界で最初に食品中のトランス酸量の義務表示化の規則を制定し、2005年12月までにはほとんどの加工食品で強制表示がなされた。 ⑩最近、カナダ国内の食品中のトランス脂肪酸を可及的最少量に減少させる勧告と戦略を策定するタスクフォースを発足させることが下院で通過した。 ⑪保健省はカナダ心臓・脳卒中財団と連携してこのタスクフォース活動を推進していく。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | カナダ |
| 情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
| 情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
| URL | http://www.hc-sc.gc.ca/sr-sr/activ/consprod/trans_e.html |
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