食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01330520295
タイトル FAO、動物衛生特別レポート「ネコのH5N1亜型」
資料日付 2006年3月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、動物衛生特別レポート「ネコのH5N1亜型」を公表した。その概要は以下のとおり。
 2006年2月末、H5N1亜型ウイルスによって引き起こされる高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が、ドイツ北部リューゲン島で死んで発見された家ネコから検出された。2月中旬以降、この島では100羽を超える鳥が死んでおり、検査でH5N1亜型感染が確認された。2003年末に家きん類で集団発生が始まってから、アジアでもネコやその他ネコ科動物でのH5N1亜型感染が発見されている。実験研究からは、家ネコはH5N1亜型ウイルスに感染し、ネコからネコへの伝染も原理的には可能と判明している。アジア数ヶ国で行った血清学的研究は、イヌもH5N1亜型ウイルス感染を受ける可能性があることを示唆している。欧州諸国では、H5N1亜型ウイルスを保有する野鳥が集まっている場所の近くに住むペットの飼い主に対して、ネコを屋内飼いし、イヌを散歩に連れ出す際には鎖ヒモをつけることを勧告している。
 最近の様々な事例を受けて、市民とペットの飼い主は多くの疑問を抱いており、これらに獣医専門家は答える必要がある。加えて、ペットの飼い主や獣医師には曝露機会も存在する。例えば、H5N1亜型に感染した動物(鳥、イヌ、ネコ)が獣医病院に持ち込まれた場合がそれである。
 ここでは、H5N1亜型ウイルスに感染しているネコのリスクや鳥インフルエンザH5N1亜型の拡大にネコが果たす役割についての一般市民及び専門家向け情報を提供する。
 このように述べた序文に続き、以下の構成で情報を提供している。
1.背景、
2.一般向け情報
2-1.ウイルス伝播でネコが果たす役割、
 ネコがH5N1亜型ウイルスの自然界での伝播サイクルである種の役割を果たしている可能性はありそうにない。実験的に感染させたネコは、呼吸器と腸管からウイルスを排出した。故に、ウイルスを他のネコに感染させる可能性がある。
2-2.H5N1亜型に感染した野鳥の報告がある地域
 ネコの感染を排除することはできない。
2-3.H5N1亜型に家きん類が感染している地域
 感染した家きん類やその糞便との接触を介してH5N1亜型にネコが感染するリスクは存在する。ネコが他の動物へのウイルスの伝播にある種の役割を果たしている可能性がある。理論的にはネコがヒトへ感染を伝播する可能性は存在する。しかし、ネコのH5N1亜型感染リスクが低いと仮定すれば、ヒト感染リスクは限られる。
2-4.野良ネコが果たす役割
 野良ネコが感染すれば、家きん類、ヒトを含む哺乳動物に対する汚染源となる可能性がある。
2-5.ネコ以外の哺乳動物が果たす役割
2-6.諸勧告
3.獣医師向け情報
3-1.ネコ科以外の動物種での鳥インフルエンザ
3-2.肉食動物
3-3.豚
3-4.反すう動物
3-5.公衆衛生上の意味
3-6.職業上の健康と安全
3-7.獣医師向け勧告
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/ag/againfo/subjects/en/health/diseases-cards/avian_cats.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。