食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01330180333
タイトル 英国残留農薬委員会(PRC)、定期モニタリング試験結果(2005年第3四半期)を公表
資料日付 2006年3月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)の農薬安全委員会(PSD)の諮問機関である残留農薬委員会(PRC)は3月9日、2005年の第3四半期に実施した食品の残留農薬モニタリング試験の結果を公表した(PDF82ページ)。概要は以下のとおり。
 第3四半期は、異なった種類の食品1
,005サンプルが調査された。調査対象とした主な食品類は、豆類、パン、タマネギ類、バター、種々の穀類、卵、フルーツジュース、ニンニク、穀類ベースの幼児食、動物の腎臓、牛乳、マッシュルーム、オリーブ及び他のオイル、米、お茶、洋ナシ缶詰であった。サンプルの79.7%については、残留が検出されず、19.7%が残留基準値以下であった。6サンプル(0.6%)のみが、残留基準値(MRL)を上回った。
 残留農薬検出が最も多いのは、豆類であり、エジプト、タイ及びバングラディシュからの輸入品から残留基準値(MRL)を超えた農薬が検出された。
 上記の主な食品類については個々に試験データが報告されているが、2例のみについて概略すると以下のとおり。
1.豆類
 27種類の製品サンプルについて117種類の農薬が検査され、グリーンビーンズ1サンプル及びその他の豆類4サンプルで農薬のMRL超過が見られた。
その内容は、以下のとおり(豆の種類/原産国/検出された農薬/検出量(mg/kg)/MRL(mg/kg)の順に記載)。
①グリーンビーンズ/エジプト/クロルピリホス/0.08/0.05
②特殊豆/バングラディッシュ/クロロタロニル/0.5/0.01及びエンドスルファン/0.3/0.05
③特殊豆(Yard Long Beans)/タイ/クロルピリホス/0.1/0.05、ジメトエート/0.3/0.02及びオメトエート/0.2/0.02
④特殊豆(Long Beans)/タイ/メタラキシル/0.1/0.05及びオメトエート/0.03/0.02
⑤特殊豆(Thai Yard Long Beans)/タイ/オメトエート/0.1/0.02
2.サラダ用タマネギ
 24種類の製品サンプルについて53種類の農薬が検査され、英国の4サンプルでMRL以下の農薬が検出され、エジプトの1サンプルで農薬のMRL超過が見られた。
その内容は、以下のとおり(原産国/検出された農薬/検出量(mg/kg)/MRL(mg/kg)の順に記載)。
①エジプト/ラムダシハロトリン/0.06/0.05
②英国/テフルトリン/0.02/MRLなし(但し、一日摂取許容量(ADI)以下)
 それぞれについてリスク評価がなされ消費者の健康に問題が無いことが確認されている。
 ブラウン委員長は、「今回の試験結果から、ヒトの健康に何ら心配がないと再認識された。ほとんどの食品が残留農薬が含まれていないか、我々の指針に沿った残留レベルである。これは、バランスのとれた食生活のために新鮮な果物や野菜を摂取する方が残留農薬が心配なために摂取しないとするよりもはるかに利点が大きいことが再認識された。」と語った。
 報告書については、次のURLより入手可能
http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/PRC_Q3_2005.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国農業安全委員会(PSD)
情報源(報道) 英国農薬安全委員会(PSD)
URL http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=1813
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。