食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01330020110
タイトル カナダ保健省、清涼飲料中のベンゼンについての消費者向け解説情報を公表
資料日付 2006年3月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省は3月6日、清涼飲料中のベンゼンに関する最近の動きについて、以下のような内容の消費者向け解説情報を公表した。
①保健省は、米国における清涼飲料中のベンゼンに関する最近の報告に関心を持ち、カナダにおける状況についても調査をしている。現在のところ、情報が限られてはいるが、保健省は消費者が消費慣習を変更するには至らないものと判断している。
②清涼飲料中に微量のベンゼンが存在することは、1990年代初期に指摘された。その時点で米加両国の保健当局は産業界と連携してベンゼンの生成経路と低減法について検討し、事実上、ベンゼンを排除する製造法を確立した。
③しかし、近年再び微量のベンゼンが清涼飲料中に検出されることが米国で報告されたことから、カナダ保健省は産業界に対して国内で販売されている清涼飲料中のベンゼン量に関するデータの提出を要請し、保健省の研究機関も分析を開始した。
④ベンゼンは発がん物質として知られており、飲料中ではアスコルビン酸が保存料である安息香酸ナトリウムあるいは安息香酸カリウムのいずれかと結合して生成される。しかし、ベンゼンの生成にはこれら成分の存在以外に、加熱、紫外線、金属イオンの存在などの条件が必要である。
⑤以前の実験では、製造条件と生成条件を制御することによって、ベンゼンを事実上排除することができた。保健省は海外関連機関ならびに清涼飲料業界と協力して本課題に取り組み、安全性の確保に向けて必要なあらゆる対策を進めていく。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省(Health Canada)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/securit/chem-chim/benzene/index_e.html
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