食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01320500160 |
タイトル | 英国食品基準庁、めん羊と山羊の非定型スクレイピー発生の現状と助言等を公表 |
資料日付 | 2006年2月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は2月28日、めん羊と山羊の非定型スクレイピー発生の現状と助言等を公表した。 1.背景:2003年にFSAが、非定型スクレイピーの存在について言及してから、英国及び世界の科学者がこれらの確認事項の重要性を理解しようと、研究してきた。 2. 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)の声明 2006年2月24日の会議後、SEACは以下の声明を発表した。 SEACの結論は、以下のとおり。 ①非定型スクレイピーは従来のスクレイピー及び実験的にめん羊に感染させたBSEと明確に区別できる。 ②理論的なリスクは除外できないが、現在までの知見から、非定型スクレイピーはヒトへ感染しない。 3.助言 FSAは、ヒトがめん羊及び山羊を摂食するリスクは、以前と変わらず、摂食ををやめる必要はないと考える。 今回のSEACの結論と非定型スクレイピーとヒトへのリスクについて3月9日の理事会にて議論する予定である。 2006年4月の会議では、更に予防的リスク提言方法についての選択肢について検討する。 4.管理 BSEのリスクから消費者を守るため、牛及びめん羊から特定危険部位(SRM)除去が決められている。しかし、BSE感染めん羊は、スクレイピー感染めん羊と同様な組織感染分布を持つと考えられている。これは、現在のSRM規制では、BSE感染への暴露リスクを排除するには不十分であることを意味している。 現在の事実から示唆されることは、実験的にめん羊に感染させたBSEと異なり、非定型スクレイピーはリンパ細網系(lympho reticular system:LRS)には存在しないらしい。SRM規制がこのままで、非定型スクレイピーがヒトに感染すると仮定するとしても、BSEより健康リスクは比較的少ない。 しかし、1件のVRQ(バリン/アルギニン/グルタミン配列)めん羊への経口投与試験では、プリオンたん白(PrPres)がリンパ細網系(LRS)に存在するという結果があるので、この件の早急なる解明が必要と述べている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2006/feb/sheep |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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