食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01320310305
タイトル EU、ドイツの鳥インフルエンザ感染死亡ネコからH5N1アジア株を同定
資料日付 2006年3月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUのフードチェーン・動物衛生常任委員会は、先頃鳥インフルエンザ(AI)感染域のリューゲン島で死体で発見されたネコからH5N1亜型ウイルスアジア株が検出された旨、ドイツ当局から通知を受けた。ネコの感染は、AIに感染した野鳥との接触が原因と考えられる。
 今回の異例かつ迅速な発見は、ドイツ当局が鳥だけではなく他の動物をも含めた高レベルのサーベイランスを実施している成果であるとして、同常任委は賛辞を贈った。
 ネコ科動物におけるH5N1症例は、過去数年アジアで報告されており、ジャコウネコなどもH5N1感受性があることが分かっている。
 しかし、現在の知見では、家きん以外の動物からヒトに感染した例はなく、ネコをはじめとする肉食動物への感染がこの病気の「行き止まり(cul de sac)」であり、それ以上の動物衛生・公衆衛生上のリスク増大には至らないことを示唆している。
 なお、現在の情報では、H5N1がイヌなどの肉食動物に広がる可能性を確認しておらず、また排除することもできない。
 しかしながら、現在の知見と病気の状況を踏まえて、同委員会は以下の予防上の勧告を発表するのが適当と考える。
①感染した鳥やその死体に接触した可能性のある病気又は死亡したイヌ・ネコは、獣医師の診療・解剖検査を受け、必要に応じて詳細な検査を行うべきである。
②肉食の家畜、特にネコと野鳥との接触を防止すべきである。
③イヌ・ネコの死体を発見した場合は、触れることなく保健衛生当局に連絡すべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/06/104&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
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