食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01280870295
タイトル FAO、レポート「都市近郊での産業規模の畜産は、しばしば環境を損なう」を公表。
資料日付 2006年2月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  FAOは、2月2日付「都市近郊での産業規模の畜産は、しばしば環境を損なう」を公表し、環境に優しい畜産の奨励が求められるとしたレポート「家畜政策概要02、産業規模の畜産からの汚染」を紹介している。概要は以下のとおり。
 発展途上諸国の産業規模の畜産は、しばしば環境を大きく損なっている。食肉加工場と乳業工場が都市部周辺に密集、もしくは水源近くに存在している場合は特に環境への影響が大きい。
 レポート「家畜政策概要02、産業規模の畜産からの汚染」で、FAOは各国政府に対し今以上に環境に優しい乳・食肉生産規範の奨励策を設けることを促した。
 多くの発展途上国では、肉及び乳製品が広く食されるようになり、1980年から2004年の間に発展途上国での食肉生産は約5
,000万トンから1億5
,000万トンまで3倍となった。
 先進諸国の消費者は一人当たり3~4倍の肉を食べているが、発展途上諸国が世界の肉の半分をはるかに超える量を産出し、消費している。
 発展途上諸国での食肉生産は、2030年までに約1億1
,000万トン増加すると見込まれる。
 集約的畜産の糞尿管理が関わる主要な汚染には以下のものがある。
①硝酸塩類及び各種病原菌の地下水への浸出
②土壌の生産力を損なう栄養分の過剰供給
③湿地などの脆弱な生態系の破壊
 レポートでは、区域を指定するための諸規則や課税のような政策で、都市部近辺での高密度の集約的生産を減少させられるとしている。
 レポート「家畜政策概要02、産業規模の畜産からの汚染」は以下のURLより入手可能。
Http://www.fao.org/ag/AGAinfo/resources/documents/pol-briefs/02/EN/AGA02_EN_08.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) FAO
URL http://www.fao.org/newsroom/en/news/2006/1000219/index.html
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