食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01270790344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、飼料用豚獣脂のダイオキシン汚染
資料日付 2006年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は、飼料用の豚獣脂のダイオキシン汚染について、25日から31日までに9つのプレスリリースを公表している。
①[25日付]ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は、早期警報システムによってオランダの飼料会社で豚の獣脂に高濃度のダイオキシンが検出された旨の報告をオランダ当局から受けた。オランダの調査によると、この獣脂はベルギーの企業Profatが配送したものである。AFSCAは直ちにProfat社の調査を開始した。
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②[27日付]サンプル調査の結果、当該獣脂はPB Gelatins社から納入されたものであることが明らかになった。PB Gelatins社で採取した8サンプルのうち1サンプルが陽性を示した(52.78pg TEQ/g 脂肪)。飼料用の豚獣脂をPB Gelatins社から買っていたのはProfat社だけである。一方、Profat社で採取した30サンプルのうち4サンプルが陽性を示した(6.44pg TEQ/g 脂肪~106.45pg TEQ/g 脂肪)。この4サンプルは一つのタンクから採取されたもので、このタンクの獣脂はベルギー及びオランダの3つの飼料会社に配送された。
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③[29日付]Profat社が2005年11月15日、オランダの企業Boumanに配送した獣脂からもダイオキシン汚染が見つかった(400pg TEQ/g 脂肪)。この獣脂はProfat社の一つのコンテナからとったもので、同じコンテナの獣脂はベルギーの2つの飼料会社に配送されていた。
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④[30日付]AFSCAの調査によって、汚染源が特定された。PB Gelatins社で豚の骨からゼラチンを作る製造ラインで、骨から脂肪を抽出するために塩酸(HCl)を使用していた。塩酸の製造工程でダイオキシンが形成されるが、塩酸はフィルターで除去される。PB Gelatins社が使用していた塩酸は2つの企業から配送されたもので、そのうちの1業者の製造工程で一時期2つのフィルターに相次いで欠陥が認められた。こうして除去されなかった塩酸が商品化された。この業者の塩酸に見られるダイオキシンのプロフィールは、獣脂から検出されたものと一致した。従って、汚染した塩酸が豚獣脂の汚染源であることは確実と言える。
 PB Gelatins社でゼラチン4サンプルを分析した結果、1サンプルから微量のダイオキシン(2.8pgTEQ/g 製品)が検出された。ゼラチンは理論的には脂肪を含んでおらず、従ってゼラチンにはダイオキシンの基準がない。AFSCA科学委員会は、当該ゼラチンを通常の仕方で摂取してもダイオキシンのADIの25%にも満たない。従って、公衆衛生にとって差し迫った危害とはならない。しかしAFSCAは、食品を介した汚染物質への暴露量の低減に努める。
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⑤[31日付]AFSCA科学委員会事務局は、豚・鶏の脂肪及びゼラチンの摂取というさまざまなシナリオを評価した結果、成人の消費者では暴露量は耐容週間摂取量を下回ると考えられる。他方で、リスクを有する消費者は一時的に摂取量を超過するおそれがあるが、長期的には健康への影響はないと言える。
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地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.favv-afsca.fgov.be/p/portal/page?_pageid=34
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